本リリースは、米国テキサス州ヒューストンにて現地時間2026年 2月3日に発表したリリースの日本語参考訳です。

ダッソー・システムズ(Euronext Paris: FR0014003TT8、DSY.PA)とNVIDIAは本日、産業横断的かつミッションクリティカルな人工知能(AI)のための共有産業アーキテクチャ(shared industrial architecture)を確立する長期戦略的パートナーシップを発表しました。

本パートナーシップにより、ダッソー・システムズのバーチャルツイン技術とNVIDIA AIインフラ、オープンモデル群、高速化ソフトウェアライブラリ群を統合し、科学的に妥当性を持つ産業向け世界モデルを構築することが可能となります。さらに、エージェンティックな3DEXPERIENCEプラットフォーム上で習熟度を高めるバーチャルコンパニオンにより、新たな作業手法を実現し、新たな専門知識の提供を通じて専門家を支援します。

ダッソー・システムズの最高経営責任者(CEO)であるパスカル・ダロズは次のように述べています。「人工知能(AI)が単に予測や生成を行う時代から、現実世界を理解する時代へと突入しています。科学、物理学、検証済みの産業知識に基づくことで、AIは人間の創造性を倍増させる力となります。当社はNVIDIAと連携し、バーチャルツインとアクセラレーテッド・コンピューティングを統合した産業向けの世界モデルを構築します。これにより、生物学、材料科学、工学、製造分野における複雑なシステムの設計・シミュレーション・運用を強力に支援します。本パートナーシップは、産業AIの新たなインフラ、すなわち、設計段階から信頼性を備え、生成経済全体にわたって技術革新の拡大を促進可能なインフラの確立です」

NVIDIA創業者兼CEOのジェンスン・フアンは次のように述べています。「フィジカルAIは、物理世界の法則に基づいた人工知能(AI)の新たなフロンティアです。ダッソー・システムズとのパートナーシップにより、同社の数十年にわたる産業分野でのリーダーシップとNVIDIA AIおよびOmniverseプラットフォームを統合し、世界中の研究者、設計者、エンジニアが主要産業を創り上げるプロセスそのものを革新します」

 

ダッソー・システムズとNVIDIA、あらゆる産業の革新に向けて連携

ダッソー・システムズは、自社ブランドであるOUTSCALEを通じて、持続可能かつデータ主権を確保したクラウド(ソブリンクラウド)戦略の一環として、AIファクトリーを展開しています。OUTSCALE AIファクトリーは、三大陸にまたがる最新のNVIDIA AIインフラを活用し、3DEXPERIENCEプラットフォーム上でAIモデルを運用するためのさらなる機能を提供すると同時に、ダッソー・システムズのお客様のデータプライバシー、知的財産保護およびデータ主権を保証します。

一方、NVIDIAは、AIファクトリーの設計にダッソー・システムズのモデルベース・システムズ・エンジニアリング(MBSE)を採用し、NVIDIA Rubinプラットフォームを起点に、大規模AIファクトリー展開向けのNVIDIA Omniverse™ DSX Blueprintに統合します。

このインフラは、NVIDIAのオープン モデルならびにライブラリの活用によりダッソー・システムズの産業用バーチャルツインを強化し、生物学、材料科学、工学および製造の領域に次のような新たな可能性をもたらします。

生物学と材料研究の推進:NVIDIA BioNeMo™プラットフォームとBIOVIAの科学的に検証された世界モデルの統合により、新しい分子や次世代の材料の探索が加速します AI駆動の設計と工学:SIMULIA のAI-based Virtual Twin Physics Behaviorは、NVIDIA CUDA-X™ライブラリとAI物理ライブラリの活用により、設計者やエンジニアが、より正確かつ即時に結果を予測できるよう支援しますあらゆる工場のためのバーチャルツイン:NVIDIA OmniverseのフィジカルAIライブラリをグローバル生産システムのDELMIAバーチャルツインに統合することで、自律的かつソフトウェア定義型の生産システムが実現しますバーチャルコンパニオンがダッソー・システムズのユーザー体験を飛躍的に向上:NVIDIA AI技術とNVIDIA Nemotron™オープンモデルならびにダッソー・システムズの産業向け世界モデルを統合したエージェンティックな 3DEXPERIENCEプラットフォームは、バーチャルコンパニオンが各産業に特有の文脈を参照できるよう強化し、信頼性と実用性に富むインテリジェンスの提供と産業規模の効率性の両立を実現します

今回発表するパートナーシップは、ダッソー・システムズとNVIDIAの現行の協業関係を強化するものです。両社はダッソー・システムズのバーチャルツイン・ファクトリーとNVIDIAの全産業に向けたAI技術というユニークな組み合わせを通じて、産業AI(industrial AI)のあり方(構築、検証、広範な実装)についての長期ビジョンを共有します。

 

各界のグローバルリーダーが、ダッソー・システムズおよびNVIDIAと共に産業の未来を構築

BelグループのCEOであるセシル・ベリオ氏は次のように述べています。「Belグループは、責任ある製品設計と包装を通じて、持続可能な食の未来を築きます。NVIDIAとダッソー・システムズの協業により、大規模な製品モデリングと最適化を実現するための演算能力を獲得できます。これにより当社は、技術革新を加速させながら、持続可能性への取り組みを実行することができます」

オムロン株式会社のインダストリアルオートメーションビジネスカンパニー社長である山西基裕氏は次のように述べています。「製造業の複雑化が進む中、産業界は完全自律型かつデジタルで検証された生産システムへと移行する必要があります。NVIDIAのフィジカルAI向けフレームワークとダッソー・システムズのバーチャルツイン・ファクトリー、そしてオムロンの自動化技術を融合させることで、製造業者は設計から導入までをより高い信頼性とスピードで進めることが可能になります」

ルーシッド・モーターズ(Lucid Motors)の車両エンジニアリング担当バイス・プレジデントであるヴィヴェック・アタルリ氏は次のように述べています。「ルーシッドの卓越した工学と技術は、自動車業界において新たな基準を打ち立て続けています。ダッソー・システムズは、車両およびパワートレイン・エンジニアリング分野で当社が最前線に立ち続けるための重要なパートナーです。当社のワークフローの中心にあるのは、俊敏性、革新のスピード、そして迅速な試作・検証サイクルです。NVIDIA のオープンソースの物理情報AIモデルを活用した、バーチャルツインAI ベースのフィジカル・シミュレーションは、予測精度を損なうことなく、構想から生産までのプロセスをこれまで以上に迅速化する可能性を秘めています。今後も協業を継続し、これらの新ツールを活用してルーシッドの将来の技術革新に活かしていくことを楽しみにしています」

ウィチタ州立大学 国立航空研究所(NIAR)の新興技術・CAD/CAM 担当ディレクターであるショーン・エアスタイン氏は次のように述べています。「NIARは次世代航空機の発展を支えています。アセットのデジタル化から設計・製造、検証に至るまで、バーチャルツイン技術はこれまでにない能力と効率性をもたらします。ダッソー・システムズの工学向けバーチャルコンパニオンは、NVIDIAのNemotronオープンモデルとダッソー・システムズの産業向け世界モデルに基づくエージェンティックな3DEXPERIENCEプラットフォームにより、航空機のバーチャルツインが設計段階から一貫して適合性を満たすよう、統合的なプロセスの実現を加速させます。このプラットフォームを活用し、バーチャルツインの適合性対応を進めることで、情報の主権を確保しつつ認証作業を削減できます」

本パートナーシップは、ダッソー・システムズが設計と工学のコミュニティ向けに開催している年次イベント3DEXPERIENCE WORLD 2026の会場で発表されました。パスカル・ダロズとジェンスン・フアンは、2月3日火曜日9時(中央標準時)に壇上し、AIにより強化される産業界の未来について対談を行いました。本対談はYouTubeにて公開予定です。

(以上)

ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォーム、3次元設計のソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、プロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューション等について、詳しくはホームページをご覧ください。

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