(CNN) レバノン首都ベイルートでは9日、同国南部でのイスラエルの攻撃から逃れてきた人々が食料の支給を待っている。AP通信が撮影した写真には人々の困窮する様子が写っている。
レバノンでは8日、ベイルートを含む各地で、戦争開始以降最大規模のイスラエルによる攻撃が発生。イスラエルとレバノンの国境では大きな爆発音が聞こえ、煙の立ち上る様子が確認された。住民がCNNに対し安全な場所はどこにもないと語る一方、イスラエルは各地のイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点を標的にしたと主張している。
今回の紛争が始まって以降、レバノンでは100万人あまりが避難を余儀なくされている。保健省が9日に発表したところによると、少なくとも1888人が死亡、6092人が負傷した。

レバノン南部でのイスラエルの攻撃により避難を余儀なくされた人々は100万人あまりにのぼる/Emilio Morenatti/AP
イスラエルが今週実行したレバノンへの大規模攻撃は、米国とイランとの間で維持されている脆弱(ぜいじゃく)な停戦を破たんさせる恐れがある。レバノンが停戦合意に含まれているかどうかについての意見の相違は、依然として主要な争点だ。
一方、ホワイトハウスによると、米国とイランはパキスタン首都イスラマバードで協議を開始する準備を進めている。協議は11日に始まる見通し。
