
米ワシントンの連邦議会議事堂。4月1日撮影(2026年 ロイター/Kylie Cooper)
[ワシントン 9日 ロイター] – 米下院共和党は9日、米国によるイラン攻撃終結を求める民主党の動議を阻止し、トランプ大統領の戦争権限を制限する試みを再び封じ込めた。
民主党は、マドゥロ大統領が拘束された対ベネズエラ作戦でもトランプ氏が事前に議会承認を得るよう義務付ける戦争権限決議案の可決を試みたが、失敗に終わっていた。
トランプ氏が今週、イラン攻撃を巡り「文明全体が滅びる」と警告したことを受け、民主党内では数十人の議員が大統領の罷免を求めている。
民主党のサラ・ジェイコブズ議員は記者会見で「ジェノサイド(大量虐殺)をほのめかすことは交渉戦術ではない」と非難した。
ホワイトハウスは、限定的な軍事作戦を命じて米国を守るという最高司令官としての権限の範囲内だと説明している。合衆国憲法では議会が宣戦布告を行う権限を持つと規定されているが、短期的な作戦や差し迫った脅威に直面する場合はこの制限は適用されない。
ただ、民主党議員らは1期目に下院で2度弾劾訴追され、いずれも上院で無罪となったトランプ氏の弾劾を公然と訴え、少なくとも一時的にトランプ氏の職務を解くために合衆国憲法修正第25条を適用すべきだと主張している。
民主党のマデリーン・ディーン議員は、弾劾は「無節操で思慮のない大統領を制御するための憲法上の規定だ」と指摘。「彼が犯した重大犯罪と軽罪のリストが文字通り存在する」とし、11月の中間選挙で民主党が下院多数派となった場合の検討し得る弾劾の条件に言及した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

