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「AIを使えば作業がラクになる!」という言葉を何回聞いたのでしょうか。
すごいなぁ…使いたいなぁ…と俯瞰していたら、何もせずに時間が経ってしまう。そんな荒波の中で灯台のように輝き続けるツールがあります。それがClaude Codeです。では、なぜ使われ続けるのでしょうか? なぜ話題になり続けるのでしょうか?
答えは…かっこいいからです。
今回はエンジニアが惚れ込んでしまうClaude Codeのかっこいいところをご紹介します。
そもそもClaude Codeって何?
Claude CodeはAnthropic社が提供するコーディングアシスタントツールです。チャットUI上で自然言語で指示を出すことで、AIエージェントが指示通りに仕事を進めてくれます。

ClaudeCode操作画面
Web版のClaudeやChatGPTと違う点は、ローカルファイルへのアクセスができることや、1度に複数のファイルを読み込んだり生成したりするところです。日常的な会話や質問をするために使うというよりかは、作業用のツールとして用います。
コーディング向けのツールとしてリリースされましたが、作業の効率化や自動化を行うために使うことができるため、非エンジニアであっても使い所のあるツールです。
Skills(スキル)で異能バトル化するのがかっこいい
毎回AIに「このファイルを要約して。特に以下の項目を重点的にみて。」のように指示するのは面倒ですよね。
そこで、あらかじめ手順を覚えさせておくSkills(スキル)の出番です。これは、AIに「作業の進め方」を示すためのガイドブックのようなものです。実際に私が普段使っているSkillをご紹介しましょう。
私はgithub-project-jp-wikiというSkillをよく使っています。Githubのリンクを渡すと自動的に対象リポジトリを解析して「何をしているのか」「何のためなのか」「類似プロジェクトとの差は何か」ということを調べ、ノートアプリにレポートを作成してくれます。
試しにeverything-claude-codeというClaude Codeの能力を底上げするプロジェクトについて解析してもらいました。
> /github-project-jp-wiki https://github.com/affaan-m/everything-claude-code
⏺ oh-my-claudecode:explore(Research everything-claude-code repo)
⎿ Done (8 tool uses · 83.3k tokens · 1m 27s) (ctrl+o to expand)
⏺ oh-my-claudecode:explore(Search community reactions and similar projects)
⎿ Done (8 tool uses · 64.1k tokens · 60s) (ctrl+o to expand)
⏺ 情報収集が完了しました。日本語 Wiki 記事を執筆して Obsidian に保存します。 Searched for 1 pattern (ctrl+o to expand)
⏺ Skill(obsidian:obsidian-cli)
⎿ Successfully loaded skill
⏺ 記事を執筆して Obsidian に保存します。
⏺ 22,762 文字(約 22KB)のファイルが正常に作成されました。
—
everything-claude-code-jp-wiki.md を Obsidian に保存しました(約 22,700 文字)。
記事の構成
1. 要約 — ECC の本質を一言で捉えた導入
2. これは何のためのプロダクトか — 「ハーネスが精度 78% vs 42% の差を生む」という核心的発見
3. 何ができるのか — 47 エージェント・181 スキル・継続学習・セキュリティスキャンの詳細
4. どうやって実現しているのか — アーキテクチャ図・フックシステム・MCP 統合・トークン最適化の実装詳細
5. 類似プロジェクト比較 — ECC / OMC / Cline / Aider / Continue / Cursor / Antigravity / Ruflo の 9 プロジェクトを 7 軸で比較した表
6. 新規性・革新性 — ハーネス優位性の実証・継続学習・AgentShield の革新点
7. 差別化ポイント — 勝ち筋とトレードオフを明示
8. コミュニティの反応 — 支持派・批判派の双方の声と開発者コミュニティの分断
9. 制約・注意点 — 技術的制約・運用の落とし穴
10. 参考リソース — 一次情報源・解説記事・比較記事を種別・確認日付きで記載(Claude Codeのログ)
実際に出力されたレポートの一部を抜粋してお見せします。
要約
Everything Claude Code (ECC) は、AI コーディングツール向けの包括的な「エージェントハーネス最適化システム」である。単なる設定ファイル集ではなく、47 個の特化エージェント・181 個のワークフロースキル・79 個のスラッシュコマンド・34 個のコーディングルール・複数のフックシステムを統合した、Claude Code を最大限に活用するためのエコシステムだ。
Anthropic ハッカソン優勝者である Affaan Mustafa が、10 ヶ月以上の集約的な日次使用を通じて洗練させた実戦的な知見を結晶化したプロダクトである。GitHub Stars は 146,000+ を超え、170+ 名のコントリビューターによって活発に開発が継続されている。
一言で言えば: Claude Code(および Cursor・Codex・OpenCode)を「プロフェッショナルなマルチエージェント開発基盤」へと変貌させるプラグインシステム。
Everything Claude Codeのリポジトリ自体は自分で読んだことがあるのですが、エージェントが作成したレポートの内容はだいぶ正確でした。
Skills機能の面白いところは、Skillを使って呼び出したエージェントがSkillを呼ぶことができるところです。今回はgithub-project-jp-wikiというSkillを使ってレポートを書いてもらいましたが、作業中にobsidian(ノートアプリ)を操作するためのSkillが呼び出されています。
エージェントが自律的にSkillを使うため、有用なSkillを蓄えておけば、その分エージェントがパワフルに動作してくれるというわけです。Skillを駆使して戦っていくエージェントの姿はかっこいいです。
人間の代わりに作業してくれるところがかっこいい
皆さんのPCのデスクトップ、散らかっていませんか? ダウンロードフォルダーはもっと散らかっていませんか? 「これ、いつの書類だよ…」「あのPDFどこだっけ?」ってならないためにも整理整頓は大事です。でも、怠惰な人間にはそんな大仕事はできないですし…
そんなあなたにClaude Code。
デスクトップにあるファイルをプロジェクト別に分けて欲しいと指示すれば、あとは自律的にファイルをスキャンしてフォルダ分けしてくれます。
「勝手に削除とかされそうで困る」と思うかもしれませんが、削除などを実行する時には人間に許可を求めてくれるので、「気付いたら全ファイルが消えてる…」なんてことはありません。
最近ではClaude in ChromeというChromeをClaude Codeから操作する機能も追加されました。
今回はわかりやすいようにChromeとClaude Codeを横並びで配置して、試しにGizmodo JPの最新の記事をClaude Codeに開いてもらいました。

作業前
処理が開始されると、勝手にGizmodoのトップページまで飛んで、最新記事を開いてくれました。

作業後
いざ目の当たりにすると感動しますね。これはみなさんにも体験してもらいたいです。
働き者のClaude Codeくん…かっこいい。
チームで戦うところがかっこいい
一人でも有能なAIですが、なんと今のAIは「チーム」を組んで一つの目的に向かって動くことができます。
今回は3人で役割分担をしてインベーダーゲームを作ってもらいました。
作業が開始されると自動的にタスクを分割して3つのエージェントを起動させていました。画面の左側がメインのエージェントで、右側の青枠、オレンジ枠、緑枠がそれぞれ独立したサブエージェントになっていて、メインのエージェントがサブエージェントに対してタスクを割り当てています。

実際の作業画面
5分くらいで完成していました。よくできているのではないでしょうか?ちゃんとゲームオーバーもできていたので満足のいく完成度に仕上がっていました。

完成したゲームの画面
複雑なタスクは1人のAIエージェントに任せてしまうと成果物のクオリティが下がってしまいます。複数のサブエージェントに役割分担することで、処理効率と生成クオリティをあげることができます。何より、複数のターミナル画面が一斉に動作しているところは、ハッカーっぽくてかっこいいです。
実際に使っていて気になるところは?
まず気になるのはお財布事情。
これほど強力なツールともなればお高いのでは…と思うかもしれませんが、実は、Claude CodeはClaude Pro以上のプランに入っている人は追加料金なしで利用することができます。もちろん従量課金方式でClaude Codeを利用することも可能です。サブスクならClaude DesktopやClaude Web版も使えるので、幅広く使いたい人はサブスクを契約してみるといいかもしれません。
ただし、サブスク経由でClaude Codeを使っている人は、注意しなければいけないことがあります。それが「利用制限(レートリミット)」です。5時間ごとにリセットされるリミットと一週間ごとにリセットされるリミットの二種類が存在し、リミットを超えるとリセットが行われるまで完全に利用できなくなります。
このレートリミットは普通に使う分にはギリギリ足りる程度の利用量が設定されているのですが、チームを組んでAIをフル稼働させると、一瞬でリミットを超えてしまいます。
API経由でClaude Codeを使っている場合はこのレートリミットは気にしなくていいので、ガチで使い込みたい人は従量課金方式で利用することをお勧めします。
ちなみにですが、少し前に「Claude Code(Opus)の調子が悪い」という意見がユーザーコミュニティ内で広がっていました。これはClaudeの提供元であるAnthropicのサーバーが不調であったため、Claude Codeで使われているAIモデルであるOpusの推論能力が一時的に低下してしまったことが原因でした。他にも、Opus4.5/4.6がリリースされた直後は、利用量が増えると(コンテキストが40%程度埋まると)急激に精度が落ちる不具合もありました。
現在はこれらの問題は解決済みなので快適に利用できますが、定期的に不具合が出てしまうのは念頭に置いておいたほうがいいですね。
