Anthropicは9日(米国時間)、AIエージェントを大規模に構築・展開するためのAPI製品群「Claude Managed Agents」のパブリックベータ版を提供開始した。

従来は、本番環境向けのエージェントをリリースするには数カ月のインフラ構築作業が必要だったという。「Claude Managed Agents」では、最適化されたエージェント・ハーネスと本番環境向けインフラを組み合わせることで、プロトタイプからリリースまでを数日で実現できるという。

Managed Agentsは、エージェントのタスク、ツール、安全策を定義することで、Claudeのインフラ上で実行される。組み込みのオーケストレーション・ハーネスが、ツールの呼び出しタイミング、コンテキストの管理方法、エラーからの回復方法を決定する。

Introducing Claude Managed Agents

主な特徴は以下の通り。

本番環境向けのエージェント:セキュアなサンドボックス化、認証、ツール実行が自動的に処理される長時間実行セッション:数時間にわたり自律的に動作し、接続が切断されても進行状況や出力が保持されるマルチエージェント連携:エージェントが他のエージェントを指揮して複雑な作業を並列化できる信頼性の高いガバナンス:スコープ化された権限、ID管理、実行トレースが組み込まれ、エージェントがシステムにアクセスできる

Managed AgentsはClaude専用に設計され、成果と成功の基準を定義するだけで、Claudeが自ら評価を行ない、目標達成まで反復処理を行なう。

すでに多くのチームで本番環境においてManaged Agentsを利用して、開発速度を10倍に高めているという。

Notionは、Notionカスタムエージェントに導入し、ワークスペースでClaudeに作業を依頼し、コーディングやプレゼンテーション作成などに対応している。楽天は、SlackやTeamsに連携するエンタープライズエージェントを製品、営業、マーケティング、財務の各部門に展開。タスク割り当てやスプレッドシート、スライド、アプリなどの成果物を受け取れるエージェントを1週間以内に構築したという。AsanaもコラボレーションAIエージェントを迅速に構築している。

How Notion built with Claude Managed Agents

Claude Managed Agentsの費用は従量課金で、通常のトークン料金に加え、実行時間に対して1セッション時間あたり0.08ドルとなる。