
写真は石油ポンプ。2023年6月、ロシア、タタールスタン共和国のアルメチェフスク郊外で撮影。REUTERS/Alexander Manzyuk
[北京 9日 ロイター] – 9日アジア時間の原油先物は反発している。米国とイランの2週間の停戦を巡る懸念や、ホルムズ海峡の通航制限が続いていることから、中東の主要産油国からの供給が完全に再開されないのではないかと不安が高まった。
0048GMT(日本時間午前9時48分)時点で、北海ブレント先物は2.60ドル(2.74%)高の1バレル=97.35ドル。米WTI先物は3.02ドル(3.2%)高の97.43ドル。
両指標は前日の取引で1バレル=100ドルを割り込んだ。停戦合意によりホルムズ海峡が再開されるとの期待から、WTIは2020年4月以来の大幅な下落を記録した。
ただ、停戦の実効性には依然として疑問が残る。イスラエルは8日にレバノンへの攻撃を継続し、これを受けてイランは恒久的な和平合意への協議を進めることは「不合理」だとの認識を示した。
海運業者も8日、ホルムズ海峡の通航を再開する前に停戦条件の詳細を確認する必要があるとの見方を示した。イランメディアによると、イスラム革命防衛隊は海峡を通過する船舶が機雷を回避できるよう、代替航路を示す地図を公開した。
スタンダードチャータードのアナリストはリポートで「ホルムズ海峡の通過が突然リスクフリーになったわけではない。依然としてイランの裁量に委ねられている」とし、安全保障上の懸念や保険料高騰などの制約で「今後2週間でホルムズ海峡を経由して追加のエネルギーが供給される可能性は極めて低い」と話した。
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