
写真はルサール社の製錬所の炉。2024年7月、ロシア・シベリアの都市クラスノヤルスクで撮影。REUTERS/Alexander Manzyuk
[ロンドン/北京 8日 ロイター] – イラン情勢を受けて世界の貿易の流れが変化する中、ロシアのアルミニウム大手ルサール(RUAL.MM), opens new tabがアルミ供給の一部を中国から日本や他のアジア市場に振り向ける計画だと、複数の関係筋が明らかにした。
トレード・データ・モニターによると、中東は昨年、世界の供給量の9%に相当する約700万トンの一次アルミを生産した。日本は輸入量210万トンのうち27%を同地域に依存し、中国からも14万3000トンを輸入したが、ロシアからの輸入は6万8000トンにとどまった。
日本の買い手は最近、4月から6月にかけて1トン当たり350─353ドルのプレミアムを支払うことで合意した。これは11年ぶりの高水準だ。
これらのプレミアムは通常、ロンドン金属取引所(LME)の価格に上乗せして支払われ、地域の指標の役割を果たす。
しかし関係筋によると、ルサールの主要供給先である中国のロシア産アルミ輸入が今後数カ月で減少する見通しのため、他国が購入できるロシア産アルミの供給量は増加する見通しだ。
ルサールの中国顧客は、国内のアルミをより安価に購入できる状況下で日本が合意したプレミアムに基づく価格を支払い続ける考えはないという。
関係筋は、中東情勢を受けてルサールが韓国への販売も拡大していると述べた。
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