
2026年4月8日、ロイターのインタビューに応じるイランのアリー・バハレイニ在ジュネーブ国連大使。REUTERS/Cecile Mantovani
[ジュネーブ 8日 ロイター] – ジュネーブ駐在イラン国連代表部のアリー・バハレイニ大使は8日、イランは米国との和平交渉に、これまで以上に慎重に臨むとの見通しを示した。これまでの経緯から根深い不信感があるためという。また、今回の戦争はホルムズ海峡の将来の法的体制に影響を与えるとも述べた。
米国とイランは7日、パキスタンの仲介により2週間の停戦に合意した。
バハレイニ大使は「われわれは、相手側を一切信用していない。軍が警戒態勢を維持したまま、相手側がどれほど真剣なのかを見極めるために交渉に臨むつもりだ」と語った。
米国とイランの協議は、10日パキスタンのイスラマバードで始まる予定。
2月下旬にジュネーブで行われた前回の核協議は、一定の進展は見られたものの、決定的な突破口は開かれず、翌週にウィーンで再開される予定だった。しかし、その2日後に米国とイスラエルがイランに対する攻撃を開始した。
バハレイニ大使は「そのため、現時点では、全てが一時的だ。ホルムズ海峡に関する取り決めさえも一時的なものだ」と述べた。
停戦後、船舶のホルムズ海峡通過は、米国との交渉の進展とイラン・オマーン間の協議次第となる。「この2週間は戦争前のような通常の状況にはならないだろう」と述べ、船舶は船名、所有者、積荷の詳細を提供する必要があるとした。さらに、イランは敵対国が攻撃目的で海峡を利用しないという確約を求めているとも明らかにした。
また、イスラエルに対しレバノンでの停戦を順守するよう強く求め、イスラエルによるレバノンへのさらなる攻撃は状況を複雑化させ、「何らかの結果」をもたらすだろうと述べた。
停戦はイランの勝利であり、米国とイスラエルはイランの強さを誤算していたとも述べた。
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