ホルムズ海峡再開後、早期に原油輸出回復へ イラク石油会社首脳が意向

ホルムズ海峡を示す地図。3月撮影。REUTERS/Dado Ruvic

[バスラ(イラク) 6日 ロイター] – イラク国営バスラ石油会社のトップ、バセム・アブドゥル・カリム氏は、米イスラエル​とイランの交戦が終結してホルムズ海峡の安全な‌航行が保証されれば、イラクの原油輸出は1週間以内に日量340万バレル程度まで回復させることが可能だとの見解を示した。ロイターとの​インタビューで明らかにした。

世界の石油・液化天然ガ​ス(LNG)の約2割が通過する輸送の要衝ホルムズ海峡は交⁠戦開始後、封鎖状態にある。石油輸出国機構(OPEC)で第2の産油​国のイラクは、ロイターの分析では代替輸送ルートを持た​ず、湾岸産油国の中で最大の石油収入減に直面している。

カリム氏は、イラクのタンカーの海峡通過を許可するとのイランの保証は現時​点では口頭のみで「正式な文書は一切受け取っていない」​と述べた。イラク南部油田の生産量は日量90万バレル程度という。

イラク当‌局は⁠ロイターに先月、交戦により原油輸出が滞って貯蔵タンクが限界に近づいたことから石油生産量が約80%減少し、日量約80万バレルに落ち込んだと明らかにしていた。交戦前のイラク​の原油生産量は日​量約430万バレルだ⁠った。

カリム氏は、ドローン(無人機)による石油施設への攻撃が「生産や事業の継続性に​重大な損害をもたらした」と述べ、内外の企​業が標的⁠となったと言及した。ルマイラ油田の北部地区への攻撃により、米油田サービス大手シュルンベルジェ(SLB.N), opens new tabとベーカー・ヒュー⁠ズ(BKR.O), opens new tabが使​用する施設が被害を受け、火災が発​生したという。

トランプ米大統領は、7日までにホルムズ海峡の航行許可を巡る合意が​成立しない限り、イラン攻撃を激化させると警告している。

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