
米ニューヨーク証券取引所(NYSE)のフロアで2日撮影。REUTERS/Jeenah Moon
[6日 ロイター] – 米国株式市場は主要3指数がいずれも小幅上昇して取引を終えた。トランプ大統領がイランに対する罵詈雑言を交えた強硬発言をソーシャルメディアに投稿する中、投資家らは停戦に向けた協議進展の兆候を探った。
トランプ氏は5日、自身のソーシャルメディアに罵詈雑言を交えた投稿を行い、イランがホルムズ海峡を開放しない場合、同国が「地獄」に陥ると警告。国営イラン通信(IRNA)は6日、イランが停戦に向けた米国の提案を拒否した上で、戦争の恒久的な終結の必要性を強調したと報じた。関係者によると、パキスタンが仲介したこの計画は、昼夜にわたる集中的な協議を経て策定されたもので、即時停戦に続き、15日─20日以内に包括的な和平合意に向けた協議を行うことを提案している。
投資家は米国とイラン、仲介国が潜在的な停戦の条件について協議を続けていることを示す報道にいくらか安心感を覚えた。
カーソン・グループのチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「何らかの解決に少しずつ近づきつつあると期待している」とした上で、「近く始まる決算シーズンで米企業が再び堅調な業績を示し、われわれがまだ続いていると考える強気市場が正当化されるという楽観的なムードがある」と述べた。
米供給管理協会(ISM)が6日発表した3月の非製造業総合指数は54.0となり、2月の56.1から低下した。イランとの戦争がインフレ圧力を高めていることを示す初期の兆候として、企業が投入資材に支払う価格を示す指数は2022年10月以来の高水準となった。
株式市場が休場だった先週末3日に発表された3月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は17万8000人増加。2月の急激な落ち込みから一転、過去15カ月で最大の伸びとなった。
旅行・娯楽(.SPCOMHOTL), opens new tab、航空宇宙・防衛(.SPCOMAED), opens new tab、住宅建設(.SPCOMHOME), opens new tabなどがアウトパフォームした。個別銘柄では希少疾患治療薬メーカーのソレノ・セラピューティクス(SLNO.O), opens new tabが32.3%急伸。ニューロクライン・バイオサイエンシズ(NBIX.O), opens new tabが現金29億ドルで買収することで合意した。暗号資産(仮想通貨)ビットコインの上昇を受け、コインベース(COIN.O), opens new tabが1.9%高、ストラテジー(MSTR.O), opens new tabが6.6%高となった。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.93対1の比率で上回った。ナスダックでも1.63対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は147億8000万株。直近20営業日の平均は195億1000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
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