高性能PC「tinybox」などで知られるtiny corpがMac向けの外付けGPU(eGPU)ドライバーを開発し、ドライバーがAppleに承認されたことが明らかになりました。これにより、USB4対応のeGPUドックを用いてNVIDIAやAMDのグラフィックボードをMacに接続し、AIモデルの実行に利用することが可能となります。

If you have a Thunderbolt or USB4 eGPU and a Mac, today is the day you’ve been waiting for! Apple finally approved our driver for both AMD and NVIDIA. It’s so easy to install now a Qwen could do it, then it can run that Qwen… pic.twitter.com/daUsyBHh1W

— the tiny corp (@__tinygrad__) April 1, 2026


Appleは2018年にリリースしたmacOS High Sierra 10.13.4でeGPUを正式サポートしましたが、eGPUを使用可能なデバイスはIntel製プロセッサーを搭載したMacに限られており、M1チップ登場以降のAppleシリコン搭載MacではeGPUを使うことができませんでした。


tiny corpが開発したドライバーはAppleシリコン搭載MacでeGPUを使用可能にするもので、USB4/Thunderboltポートを介してNVIDIAとAMDのグラフィックボードを接続し、機械学習フレームワークのtinygrad を用いてAIモデルを実行することができます。対応OSはmacOS Monterey 12.1以降で、対応するGPUはNVIDIAの場合はAmpere世代(GeForce RTX 30シリーズ以降)、AMDの場合はRDNA 3世代(Radeon RX 7000シリーズ以降)です。ドライバーのドキュメントは以下のリンク先で公開されています。

egpu for mac – tinygrad docs
https://docs.tinygrad.org/tinygpu/


tiny corpはMac miniにRadeon RX 7900 XTXを接続し、Qwen 3.5 27Bを毎秒18.5トークンで実行できたと報告しています。

Qwen 3.5 27B getting 18.5 tok/s on Mac Mini with external 7900XTX. It should be able to be 3x faster than this with work, SSM stuff is still in PR. Hopefully Mac eGPU support brings in devs. pic.twitter.com/2aMkUpXY1S

— the tiny corp (@__tinygrad__) April 1, 2026


また、M4チップ搭載Mac miniにGeForce RTX 5050を接続して実行できたという報告もあります。

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