東京都や企業トップが語るAIトランスフォーメーション

トークセッションでは、東京都副知事の宮坂学氏や、明治安田生命保険 取締役代表執行役社長 グループCEOの永島英器氏、日本共創プラットフォーム 代表取締役会長の冨山和彦氏が登壇。日本組織におけるAIトランスフォーメーションをテーマに、Copilotの活用事例やAI導入の考え方を語った。

左から、津坂美樹氏、宮坂学副知事、永島英器氏、冨山和彦氏

冒頭には東京都知事の小池百合子氏のビデオメッセージも流れ、「変化を恐れず誰一人取り残さない未来へ。AIを使いこなし希望に満ちた未来を切り開いていきましょう。」と呼びかけた。

小池百合子都知事

宮坂氏は、公務員人口の減少を見据え、労働力をAIで補う考えを説明。行政サービスを世界で最も早く届ける組織を目指し、都庁内では職員自らが短期間で多数のAIエージェントを内製しているとした。

永島氏は、長期契約を扱う保険会社として巨大なレガシーシステムを抱える中、クラウド移行を進めながらAI活用の基盤整備を進めていると紹介。「安心」と「信頼」が重要な業界だとしたうえで、安心はAIでリスクを減らすことで実現し、信頼は人と人との関わりの中で築くという役割分担を語った。

冨山氏は、日本では現場・現業の人手不足とホワイトカラーの余剰が同時に進んでいるとし、情報処理業務にAIを導入して生産性を高め、不足する現場にはAIやロボットなどを組み合わせることが成長回帰の鍵になると述べた。そのうえで、情報処理がテクノロジーに置き換わるほど、リーダーには決断力や人望、結果責任を負う力がより重要になるとの見方を示した。

最後に津坂氏は、Microsoftが世界で最も安全・安心なAIプロバイダーとして、日本社会にAIの可能性を届け、日本企業とともに新たなフロンティアを切り開いていく考えを述べた。