2026年02月24日 11時40分
AI

xAIが生成AI「Grok」を機密システムで使用する許可について、アメリカ国防総省(戦争省)と契約を結んだことが報じられています。
Musk’s xAI, Pentagon reach deal to use Grok in classified systems
https://www.axios.com/2026/02/23/ai-defense-department-deal-musk-xai-grok

Pentagon Summons Anthropic Chief in Dispute Over A.I. Limits – The New York Times
https://www.nytimes.com/2026/02/23/us/politics/pentagon-anthropic-ai.html
xAIと軍との契約成立はニュースサイト・Axiosが国防総省担当者の談話として伝えたものです。
これまで、軍の中で諜報活動・兵器開発・作戦展開などに関連した機密性の高いシステムではAnthropicの「Claude」のみが使われており、2026年1月にベネズエラで実施されたニコラス・マドゥロ大統領夫妻を拘束する大規模作戦についても「Claude」が使用されたと伝えられています。
一方で、Anthropicは軍による「AIのすべての合法的目的への使用」の要求、特にアメリカ人の大規模監視や完全自律型兵器の開発につながる利用については禁止を求めており、国防総省との間で軋轢が生じています。
AIの軍事利用を巡り国防総省がAnthropicとの関係解消を検討 – GIGAZINE

直近では国防総省がAnthropicを「サプライチェーンリスク」に指定し、軍の請負業者との取引もできないようにする動きを見せていました。
国防総省がAnthropicを「サプライチェーンリスク」に指定して請負業者に取引中止を求めることも検討 – GIGAZINE

xAIは軍が求める「AIのすべての合法的目的への使用」に合意しているとのこと。また、「Gemini」を擁するGoogleも、軍との契約成立に近づいているそうです。
ニューヨーク・タイムズによると、現地時間2月24日(火)にピート・ヘグセス国防長官はAnthropicのダリオ・アモデイCEOと会談を行い、xAIやGoogleとの契約を材料にAnthropicに譲歩を求める構えだとのこと。
なお、xAIと契約を締結したからといって、Claudeの分離・置き換えが容易なわけではないことは関係者も認めているところで、専門家からは「Claudeの分離は逆効果」との声もあるとのことです。
ちなみに、AI大手4社のうちOpenAIは、まずは安全技術に取り組む必要があるという姿勢をとっており、国防総省とは合意にほど遠い状態だそうです。
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