
xAIとグロックのロゴ。2025年2月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[アムステルダム 26日 ロイター] – オランダ・アムステルダムの裁判所は26日、実業家イーロン・マスク氏の人工知能(AI)開発企業「xAI」と、そのAI「グロック」に対し、加工により全裸にした成人および子どもの画像や、全裸もしくはそれに近い状態で性的なポーズを取った加工画像をオランダで拡散することを禁じる仮差し止め命令を下した。
グロックの加工画像に対しては世界中で苦情が寄せられ調査が行われており、オランダの差し止め命令は欧州全体の先例となる可能性がある。
裁判所は「明示的な許可なしに部分的または完全に裸にされた性的画像」の生成、配布をxAIとグロックに禁じ、従わない場合は1日当たり10万ユーロ(11万5350ドル)の罰金を科すことを決定。xAIに対し、命令に違反している間はXにグロックを搭載しないよう命じた。
xAIはロイターのコメント要請に返信しなかった。同社は今月の審理で、悪用を全て止めることはできず、悪意あるユーザーの行為に対して同社が罰せられるべきではないと訴えていた。
同社の弁護士は、xAIは1月にグロックが実在の人物の画像を露出度の高い服装に加工するのを防ぐ安全策を強化したと述べた。
訴訟を起こしたオランダの非営利団体オフリミッツのディレクター、ロバート・ホビング氏は、9日の法廷での実演により、グロックが今なお同意なしに画像を全裸に加工できることが示され、判事は対策が不十分だと判断したと説明した。
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