OpenAIは、「ChatGPT」とコーディングプラットフォーム「Codex」、ブラウザー「Atlas」で構成されるデスクトップ向け「スーパーアプリ」の開発に取り組んでいるという。The Wall Street Journal(WSJ)が報じた。OpenAIの幹部らによると、その狙いはユーザーエクスペリエンスの向上だという。

OpenAIのロゴ
提供:SOPA Images/Getty Images

 これに先立ち、WSJはOpenAIのアプリケーション部門CEOであるFidji Simo氏が、同社は周辺プロジェクトではなく中核事業に注力すべきだと従業員に語ったと報じていた。

 同紙によると、新アプリの開発を率いるSimo氏は3月19日に従業員向けメッセージの中で、同社が「あまりにも多くのアプリやスタックにリソースを分散させており、取り組みを簡素化する必要がある」と述べたという。

 ChatGPTはOpenAIの代表的なチャットボット、Codexはソフトウェア開発者向けのコーディングプラットフォームだ。AtlasはAI重視のブラウザーで、従来のインターネットブラウザーのように機能しつつ、ChatGPTがアシスタントとして動作する。

 単一のアプリを作ることで、OpenAIはAnthropicなど競合他社との競争力を高めたい考えだ。Simo氏はXへの投稿でWSJの報道に触れ、この動きは、Anthropicの「Claude Code」と競合するCodexが最近収めた成功をさらに発展させるとした。

 「企業には探索のフェーズと再集中のフェーズがあり、その両方が重要だ」とSimo氏。「しかし、現在Codexで見せているように、新たな賭けがうまくいき始めたときは、そこに注力し、気を散らすものを避けることが極めて重要になる。この好機を逃さずに済んで、本当にうれしく思う」

 OpenAIの担当者は、コメントの依頼にすぐには応じなかった。

 GartnerのアナリストであるArun Chandrasekaran氏は米CNETに対し、この統合アプローチの最大の利点は、体験がよりパーソナライズされることだと語る。「AIがCodexからユーザーのコーディングスタイルを学び、Atlasからリサーチの関心事を学ぶことで、ChatGPTによる提案が極めてパーソナライズされたものになる」と同氏は述べた。

 先週、OpenAIは「GPT-5.4」モデルの小型・高速版である「GPT-5.4 mini」と「GPT-5.4 nano」を発表した。コーディングに優れたこれらのモデルもまた、同社がさまざまなプロジェクトに手を出すのではなく、開発者や企業の支援に注力していることを示している。

The Wall Street Journal(1)
The Wall Street Journal(2)

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

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