イスラエル人はイラン攻撃をどう見ているか

3月上旬、イスラエル人の50代の女性起業家であるエッティ・ソマルからメールが届いた。

2月28日のイスラエルとアメリカによるイラン攻撃直後、イランはイスラエルや中東の米軍基地への報復攻撃を開始した。イスラエルも攻撃を受ける中、彼女はこう続けた。

「悪魔のように残酷なイラン政権がなくなり、イランの人たちが解放されるなら、この戦争にイスラエル人は耐える覚悟がある」

40代のイスラエル人女性、ミハイルは「強い正義感」を口にする。

「ハマス(パレスチナ・ガザ地区を実効支配してきたイスラム武装組織)もイランも勢力を落としている。今が攻撃の機会だ。ヒーロー映画を想像してみて。みんなで怪物を薬品入りの鍋の中に放り込んだら、最後に伸ばした手が沈み切るまで見届けないといけない」

イスラエルでは今回のイラン攻撃を支持する声が圧倒的に多い。イスラエル社会では、イランは敵対国であり、ハマスなどを支援する国家と広く認識されている。

一方の国際社会ではイスラエルへの批判が強まっている。今回のイラン攻撃に加え、2023年以降のパレスチナへの軍事行動も批判されている。英ロンドンや独ベルリンではパレスチナへの連帯を示すデモに数万人が参加し、2026年2月の米ギャラップの世論調査では、パレスチナ側に同情する声が41%と、イスラエル支持の36%を上回った。

世界の視線とイスラエル社会の認識の間には大きな隔たりがある。なぜイスラエル人は、これほどまでの規模の軍事行動を支持するのか。