
写真はフランスのマクロン大統領。パリで3月撮影。REUTERS/Gonzalo Fuentes
[2日 ロイター] – フランスのマクロン大統領は2日、封鎖状態が続く海上輸送の要衝ホルムズ海峡の開放のために軍事作戦を展開することは「非現実的だ」との認識を示した。訪問先の韓国で「実現には果てしない時間がかかる上、海峡を通過する全ての船舶をイラン革命防衛隊からの攻撃や弾道ミサイルの脅威にさらすことになる」と述べた。イランとの対話によってのみ、安全な通航を保障する体制が確立できるとの認識を示した。
2月末に米イスラエルによる攻撃を受けて、イランは湾岸諸国の米軍基地などを攻撃し、海峡はほぼ封鎖された状態となっている。トランプ米大統領は、同盟国が海峡の再開に向けて取り組むよう求めている。一方、マクロン氏は、停戦後にホルムズ海峡の自由な航行を保証するため欧州などの同盟国と取り組んでいると説明した。
トランプ氏がイラン交戦の対応を巡って北大西洋条約機構(NATO)同盟国を批判したことに関して、マクロン氏は「米国がイスラエルと独自に決めた作戦に逐一論評しない。そもそも、これはわれわれの作戦ではない」と指摘した。
トランプ氏によるNATOからの離脱を示唆する発言については、NATOのような同盟関係は各国間の信頼から力を得ており、毎日のように疑念を抱かせれば、空洞化しかねないとの見方を示した。
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