【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領(79)は27日、和平合意実現のためにイラン側がエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を開放しなければならないと主張し、同海峡を「トランプ海峡」と呼んだ。
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2期目に米首都ワシントンの複数の建物を自身の名にちなんで改名したトランプ氏は、「トランプ海峡」発言は「間違い」だったと認めたが、直後に「私に間違いはない」とも述べた。
イラン側が否定しているにもかかわらず、トランプ氏はイラン側にディール(取引)に応じる用意があると改めて主張し、1か月に及ぶ交戦終結に向けた協議が進行中だと述べた。
トランプ氏はマイアミで開催されたサウジアラビア主導のFII(未来投資イニシアチブ)プライオリティー投資フォーラムで、イランは「逃げている」と述べ、イランの指導部、海軍、空軍、核開発計画すべてが大打撃を受けているという主張を繰り返した。
「われわれは今交渉中だ。何らかの成果が得られれば素晴らしいことだが、そのためにはイラン側が海峡を開放しなければならない」と主張。
「彼らはトランプ海峡──いや、ホルムズ海峡を開放しなければならない。失礼、大変申し訳ない。とんでもない間違いだ」と述べた。
トランプ氏は、メディアがこの発言に飛びつくだろうと述べた後、「私に間違いはない、ほとんどない」と付け加えた。
また、政権復帰直後にメキシコ湾を「アメリカ湾」に改名するよう命じたことにも言及した。
トランプ氏は26日の閣議で、イランとの交戦がまだ続いているにもかかわらず、米国がベネズエラに対して事実上行ったように、イランの原油を支配することは「選択肢の一つ」だと述べた。
不動産王として名を馳せ、自身の名を冠した高層ビルを数多く所有するトランプ氏は、首都ワシントンの総合文化施設ケネディ・センターを「トランプ・ケネディ・センター」に改名する前にも、同じような冗談めかした発言をしていた。
首都ワシントンの米平和研究所(USIP)も昨年、「ドナルド・J・トランプ平和研究所」に改名された。
ホルムズ海峡は米イスラエルとイランの交戦開始前は国際海峡として開放されていたが、交戦開始後は完全にまひ状態に陥り、世界的なエネルギー価格の高騰を招いている。
マルコ・ルビオ米国務長官は27日、イランがホルムズ海峡を通過する船舶に対する恒久的な「通航料徴収制度」を導入しようとしているとの懸念を表明した。ホルムズ海峡は通常、世界で海上輸送される原油と液化天然ガス(LNG)の5分の1が通過する。【翻訳編集】 AFPBB News
