パブリッシャーのZiggurat Interactive/Strictly Limited Gamesは3月27日、『BloodRayne: Definitive Collection』を現地時間7月29日に発売すると発表した。あわせてデラックスエディションの特典が公開されたが、このうちアートブックの表紙のイラストが『NINJA GAIDEN 2』のアートに酷似していることから物議を醸し、Team NINJAの公式Xアカウントも難色を示す事態となった。これを受けてZiggurat Interactiveはアートブックの表紙はモックアップ段階であると説明し、差し替え中であると伝えている。
『BloodRayne: Definitive Collection』は、アクションゲーム『BloodRayne』シリーズのPS5/Nintendo Switch向けリマスター作品だ。Terminal Realityが手がけた『BloodRayne: Terminal Cut』『BloodRayne 2: Terminal Cut』と、WayForwardが手がけた『BloodRayne Betrayal: Fresh Bites』がひとまとめになっている。同シリーズでは人間と吸血鬼のハーフであり、秘密結社のエージェントを務めるRayneの戦いが描かれる。ナチスのオカルト的陰謀に立ち向かったり、自らの出自に向きあったりといったダークな物語が展開されるシリーズだ。『BloodRayne: Definitive Collection』ではPS5/Nintendo Switch向けにオリジナル版からの強化が施され、高解像度への対応のほか安定性やパフォーマンス面も向上しているという。
このたびはそんな『BloodRayne: Definitive Collection』が海外向けに現地時間7月29日に発売されることが告知。あわせてデラックスエディションの特典が披露された。このうちアートブックの表紙のイラストが、『NINJA GAIDEN 2』のヒロインであるソニアのコンセプトアートと酷似していることが物議を醸している。
実際に『BloodRayne: Definitive Collection』のアートブックの表紙と、『NINJA GAIDEN 2』のソニアのコンセプトアートを比較するユーザーも存在。髪の色や手に持った武器こそ違うものの、衣装とポーズはまったく同じように見える。ちなみにこの衣装は『BloodRayne: Terminal Cut』『BloodRayne 2: Terminal Cut』『BloodRayne Betrayal: Fresh Bites』の各作中におけるRayneの衣装のデザインとも異なっており、イラストにおいてはやはりソニアの衣装デザインがそのまま用いられている可能性がうかがえる。
なお海外メディアGematsuが『BloodRayne: Definitive Collection』を紹介したポストには、『NINJA GAIDEN』シリーズを手がけるコーエーテクモゲームスのTeam NINJAの公式Xアカウントも反応。「Wayment…(ちょっと待ってよ…)」とつぶやいている。
そうした中でZiggurat Interactiveは声明を投じ、アートブックの表紙はモックアップ段階であったと説明。オリジナルの『BloodRayne Betrayal: Fresh Bites』におけるデザイン資料からの画像が含まれており、この画像は社内でのビジュアル事前確認用に制作されたものであったことが確認されたとしている。つまり開発の初期段階などで、キャラクターデザインのイメージを擦り合わせるために内部的に用いられた画像がそのまま使われてしまったということかもしれない。現在は差し替えをおこないつつ、アートブック内にこの画像が含まれないようにしているとのこと。またほかにも類似的な作品が含まれていないかをオリジナルの開発者と協議し、アートブックの内容を徹底的に確認していくそうだ。
We are actively replacing the mockup images of the art book and will ensure it is not included in the contents of the art book, and will thoroughly review the art book contents in consultation with the original developers for any other potentially derivative work. (2/2)
— Ziggurat Interactive (@playziggurat) March 26, 2026
Ziggurat Interactiveの声明を見る限り今回の一件は、開発元で当時内部的に用いられていただけの画像が“公式アート”としてアートブックの表紙という目立つ場所に採用されてしまったとみられる。もしZiggurat Interactiveの説明どおりであったならば、『BloodRayne Betrayal: Fresh Bites』のRayneの実際のデザインや衣装は『NINJA GAIDEN 2』のソニアとは異なるものの、開発当初はイメージの方向性として参考にされていたのかもしれない。いずれにせよ、発売から年月を経たゲームの関連グッズが別のメーカー主導で制作される場合には特に、当時の開発元とのすり合わせが重要になることもうかがえる事例といえそうだ。
