■緊急!! 3月の金価格急落の意味と背景:2025年から約2倍に上がってきた金価格が、ホルムズ海峡封鎖の3月には12%下がっています。金価格急落の意味、背景、今後の予想を解説します。

👉26年3月まで1年で約2倍に高騰した金価格は、3月に12%急落しています。この原因は、含み益が大きな金ETFと先物証券を「益出しする目的」で売るファンドの裁定売買です。👉多くのひとが知らない。その構造とメカニズムを解説します。金は、BRICS連合からの年1000トンの現物の買い増しが続いているので、今回の下落は早ければ4月、最長でも6月の反発になるでしょう。短期売買で慌てて売るのは損です。金は長期保有する金融商品です。

■シリーズのテーマ:2026年から始まる通貨下落の時代の最適投資

【ファンドの金の裁定取引】ファンドは四半期決算で赤字を出してはならない。赤字運用なら顧客の解約が増えて、返金できなくなり、運用資産の売却を迫らせるからです。銀行の預金取り付けと同じです。このため、株の運用で損をしたファンドは、含み益が大きな金ETFや先物を売って、益出しをます。この売りのため3月の金価格は12%下がったのです。

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イラン戦争からのホルムズ海峡封鎖から、物価の基礎である原油・LNG価格・資源価格が上がり、現在の3%インフレが4%、5%と上がっていく可能性が出てきました。あたかも第三次石油危機です。インフレは通貨価値の下落であり、通貨での預金の価値、賃金の価値(商品購買力)は下がり、貧困化していきます。
👉インフレが、1980年代までのようにそれ以上の賃金の上昇であればいいのですが、2000年以降の世界経済は、高いインフレに見合う賃金と金利の上昇は、ありません。こうした環境変化のなかで、われわれはどういったマネー運用(投資)をすることが最適であり、将来の生活を救うか、そのポートフォリオを示します。

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👉赤字国家である米国が2026年度(25.10-26.09)に直面する問題は、(1)米国債38兆ドル(5890兆円:日本の4.5倍)が、公的年金と政府医療保険(メディケア・メディケード)の社会保障費と軍事費のため、毎年、2兆ドル増えることです。2026年の国債の利払いも、1.2兆ドルに増えます。(2)加えて対外純債務(純借金)も26兆ドルに増えていて、これも毎年2兆ドル増えます。
👉対外純債務の増加の2兆ドル/年は、外為市場で2兆ドルのドル買いの超過がないと、米国の資金がショートすることを意味しています。
👉加えて、2026年度は、満期が来る国債が9兆ドルもあります。

👉トランプのあらゆる対外的な政策は、この3つの問題から派生するものです。ベッセントは、満期が来る9兆ドルの米国債に対してリスケジューリング(満期の延期:ジャンプ)を要求し、要求に応じないときは、「金融の新兵器になった関税」を使うでしょう。
👉スティーブン・ミランが起草したという「マーアラゴ合意」には、このリスケジューリングと、ゼロクーポン債を書いています。
👉まとめれば、米国債をもつ海外に対する金融戦争です。借りた側が、反抗するのですから逆転しています。トランプの米国は「貿易通貨になる米国債を売ってやった」という態度で一貫しています。
👉その裏には、「米軍を世界に配備して1年に8000億ドルを使って自由貿易のインフラを提供した」という身勝手な認識があります。この理屈、納得ができますか。

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これから3年は通貨システムの大転換:米国債の資金繰り困難から2025年末、26年、27年は「通貨システムの大転換の時期」になるでしょう。
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            著者 Systems Research:吉田繁治