[レバノン・ティルス近郊/テルアビブ 22日 ロイター] – イスラエルは22日、レバノン南部と同国の他の地域を結ぶ主要な橋を攻撃した。南部のリタニ川に架かる全ての橋を破壊し、国境付近の家屋の破壊を強化するよう軍に命じていた。
国際法は一般的に、軍による民間インフラへの攻撃を禁じており、国連人権高等弁務官は、100万人以上に避難を余儀なくしている広範な避難命令など、レバノンにおけるイスラエルの行動を批判している。
22日の空爆により、レバノン南部と中部を結ぶ主要ルートの一つである沿岸道路の交差点が損傷した。

レバノンのカスミエ近郊で、イスラエル軍の攻撃を受ける橋。3月22日撮影。REUTERS/Amr Abdallah Dalsh
イスラエル軍の報道官は同日早朝に軍がこの橋を攻撃すると発表していた。
レバノンのアウン大統領は、この空爆は「地上侵攻の前兆」であり、「民間人に対する集団的懲罰政策」に等しいと指摘。人道支援物資の輸送を妨げるほか、レバノン領土におけるイスラエルのプレゼンス拡大を目的とした「不審な企み」の一環である可能性があると述べた。イスラエルのカッツ国防相は以前、レバノン政府が親イラン組織ヒズボラを武装解除しなければ、レバノンは「インフラの破壊と領土の喪失」に直面する可能性があると述べていた。
イスラエル軍は22日、レバノン領内からの「発射」で、国境付近でイスラエル人の男性が車内で死亡したと主張した。その後、軍は男性がイスラエルの砲撃によって死亡したかどうかを調査中だと発表した。レバノンでの戦闘で、イスラエル兵2人が死亡している。
レバノン保健省によると、イスラエルによる空爆で、子ども約120人、女性80人、医療従事者40人を含む1000人以上が死亡している。レバノン当局は、民間人と戦闘員を区別していない。
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