トランプ大統領から、日本の貢献が改めて求められた日米首脳会談。緊迫するイラン情勢、さらには中東和平で日本が果たせる役割は一体何なのか。これまでの歴史から、学べることはあるのでしょうか。
【写真で見る】ハメネイ師や、ロウハニ大統領と会談する安倍総理(当時)
■ホルムズ海峡封鎖はいつまで続く?
奈良・正倉院にあるガラスのお碗「白瑠璃椀」。3世紀のササン朝ペルシャ、現在のイランから伝わったとされています。
また、NHKドラマ「おしん」が大人気となるなど、古くから意外なつながりがあった日本と、遙か中東・イラン。
今、そのイランを舞台に戦争が起きる中、ホルムズ海峡をめぐって新たな動きがありました。
イラン アラグチ 外相(16日)
「ホルムズ海峡は開放されている。閉鎖されているのは、我々の敵、つまり我が国に対して不当な侵略を行った者たちとその同盟国だけだ」
イランと個別の交渉を重ねて、インドやパキスタンなど、いくつかの国のタンカーが、無事、海峡を通過したと報じられたのです。
17日、国会では、イランとの交渉について問われました。
参政党 神谷宗幣 代表(17日 参・予算委)
「自衛隊の派遣を検討する前に、もっとイランと交渉すべき。インドや中国がタンカーを通してもらってますよね」
茂木敏充 外務大臣(17日 参・予算委)
「うちの国だけ通してくださいというやり方がいいのか。ホルムズ海峡全体が安全な海峡となるための外交努力は続けていきたい」
答弁は一般論に終始。具体的方策に触れることはありませんでした。
今回、注目が集まるペルシャ湾。実は70年以上前にも、この海域が封鎖されたことがありました。
■日本とイラン、過去に深いつながり
1951年、当時のイラン産原油は、イギリスの会社が独占。これにイラン政府が反発し、石油会社を国有化します。
イギリスは対抗措置として、ペルシャ湾に軍艦を派遣し海上封鎖。イラン経済は危機に瀕します。
このとき日本のタンカー「日章丸」は、イギリス海軍の目をかいくぐり、イランから原油を輸送。
