(CNN) 米美術委員会は19日、トランプ大統領の肖像を描いた米国建国250周年記念硬貨のデザインを可決した。硬貨は大きなものになる見通し。

デザインの採決にあたり、委員会の副委員長を務めるジェームズ・マクレリー氏は「このデザインをそのまま承認し、できる限り大きく、直径約7.6センチまで拡大するよう強く推奨する動議を提出する」と述べた。

美術委員会は公共建築物や記念碑、メダルや硬貨を監督する機関。トランプ氏は昨年、同委員会を刷新し、自身の支持者らの一団を据えた。

承認された硬貨には、デスクに拳をつくトランプ氏の立ち姿が描かれている。これはスミソニアンの国立肖像画美術館に展示された最近の写真を元にしたものとみられる。裏面にはワシが描かれている。

米国建国250周年記念金貨の裏面デザイン/US Treasury
米国建国250周年記念金貨の裏面デザイン/US Treasury

トランプ氏の側近で委員を務めるチェンバレン・ハリス氏は19日の会合で「これは大統領の非常に力強く、たくましい肖像であり、建国250周年に国を率いる現職大統領を記念硬貨に入れることは適切だと思う」と主張した。

審査の過程を通じて、委員らは最終的なサイズが重要だと明言。ハリス氏は「大きければ大きいほど良く、流通するものの中で最大のものが大統領の好みだろう」との見解を示した。

委員会は、250周年を記念する1ドル硬貨にトランプ氏の肖像を使用する提案も審査中。だが、硬貨のデザインを定める米国法によれば、現職大統領や存命の大統領経験者の肖像を通貨に表示することは禁じられており、法的な問題が生じている。

19日に承認されたような記念硬貨に現職大統領が登場することは禁じられていないが、1926年のクーリッジ元大統領以降、そうしたケースはない。民主党議員らは、どの米国通貨においても存命の大統領経験者または現職大統領が描かれることを禁止する法案を提出している。