<為替> 米ドルが主要通貨に対して上昇し、過去2営業日の下落分を取り戻す見込みとなった。米連邦準備理事会(FRB)は17─18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を3.50─3.75%に据え置くと決定。米・イスラエルによるイランとの戦争が経済に与える影響を注視する中、金利・経済見通しではインフレ率の上昇が示されたほか、年内の利下げ回数は1回にとどまるとの見通しを維持した。
ドル指数は0.51%上昇し100.0となった。
日本円は対ドルで0.43%下落し、1ドル=159.7円となった。円は24年の介入ゾーン付近で取引されており、日本当局が再び介入するのではないかという懸念を引き起こしている。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りが上昇した。連邦準備理事会(FRB)はこの日までの2日間の日程で開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通りに金利据え置きを決定し、中東情勢を踏まえ慎重に対応していく姿勢を表明。同時に発表した最新の金利・経済見通しで年内の利下げ回数は1回にとどまるとの見通しが維持されたことが国債利回りの上昇につながった。
FOMC声明発表後、米金利先物市場で年内の利下げ観測が後退。年内の利下げ幅の予想は20bpと、前日終盤の26bpから縮小した。LSEGによると、次の利下げは12月、または来年1月まで見込まれていない。
終盤の取引で10年債利回りは5.9ベーシスポイント(bp)上昇の4.261%。2年債利回りは9.1bp上昇の3.762%。2年債と10年債の利回り格差は51.4bp。
米金融・債券市場:
<株式> 急反落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)は17─18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、2会合連続で金利を据え置き、年内の利下げが1回にとどまるという見通しを示した。
パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で、イラン情勢について「足元ではエネルギー価格の上昇で総合インフレ率が押し上げられるが、その影響の規模や期間について判断するのは時期尚早だ」と述べ、不確実性を強調。これを受け、主要株価指数は下げ幅を拡大した。
個別銘柄ではアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)(AMD.O), opens new tabが1.6%高。 韓国のサムスン電子と人工知能(AI)インフラ向けのメモリーチップ供給に関する戦略的提携を拡大するための覚書(MOU)を締結した。
エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは0.8%安。関係者によると、中国当局は複数の国内企業に対し、エヌビディアのAI向け半導体「H200」の購入を承認した。
米国株式市場:
<金先物> 米早期利下げ観測の後退や「有事のドル買い」進行に伴う割高感に押され、大幅反落した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は、前日比112.00ドル(2.24%)安の1オンス=4896.20ドルと、2月上旬以来約1カ月半ぶりの安値をつけた。
NY貴金属:
<米原油先物>
中東情勢緊迫化に伴う供給不安から買われ、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月4月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.11ドル(0.11%)高の1バレル=96.32ドルだった。その後、カタールの主要エネルギー施設がイランによる攻撃を受けたとの報道を受け、時間外取引で上昇基調を強め、100ドルを再び突破した。
5月物の清算値は0.77ドル安の95.46ドル。
NYMEXエネルギー:
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