
3月6日、攻撃を受けてベイルート南部から立ち上る煙。 REUTERS/Mohamed Azakir
[パリ 17日 ロイター] – イスラエル軍は18日、レバノン南部の国連部隊拠点に対し3月6日に戦車砲撃を行い、ガーナ人の平和維持要員を負傷させたと認めた。イスラエルの軍事行動拡大に伴い、国連部隊のリスクが高まっていることが浮き彫りとなった。
ロイターが関係筋から得た情報によると、国連の内部調査の初期段階でもイスラエルの関与が示唆されていた。
国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は、イスラエルとの境界線沿いの監視を任務としてレバノン南部に展開している。同地域は、イスラエル軍とイランの支援を受けるヒズボラとの衝突の中心地となっている。
同部隊は2026年末で任務終了が予定されているが、過去数年にわたりイスラエルとヒズボラ双方の攻撃に巻き込まれる事例が断続的に発生している。イスラエルが地上作戦の拡大を検討する中、今後数週間でリスクがさらに高まる可能性がある。
イスラエル軍は声明で、自軍部隊が関与したと認めた上で、ヒズボラによる対戦車ミサイル攻撃への応射だったと説明した。この攻撃でイスラエル兵2人が中程度の負傷を負ったとしている。
その上で「包括的な調査の結果、UNIFIL要員に命中した砲撃は、直前の対戦車攻撃の発射源と誤認したことによるものだった」とし、誤射だったと説明した。
イスラエル軍は「今回の事案を遺憾とし、ガーナおよび国連に対し適切なルートを通じて謝罪した」とした上で、再発防止のため調査結果を部隊内で共有したと明らかにした。
UNIFILの報道官は、調査はなお完了していないとし、「最終結果は慣例に従い関係当事者に共有される」と述べた。
ガーナ軍によると、今回の事案では兵士3人が負傷した。
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