
イランのメディアは17日、同国の最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局長の死亡を確認した。3月13日撮影(2026年 ロイター/Handout via REUTERS)
[17日 ロイター] – イランのメディアは17日、同国の最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局長(67)の死亡を確認した。
イスラエルのカッツ国防相は、ラリジャニ氏がイスラエル軍の攻撃で死亡したと発表していたが、イラン側の確認は得られていなかった。
イランのファルス通信は17日、ラリジャニ氏がテヘラン郊外にある娘宅を訪れていた際に、米・イスラエル軍の空爆で死亡したと報じた。
ラリジャニ氏は最高指導者だった故ハメネイ師の側近で、安全保障政策を統括。イランで最も影響力のある人物の1人だった。
名門聖職者一族の出身で、抜け目のない現実主義者とみられていたが、聖職者が支配する政治体制の維持に常に強い決意を持っていた。
1980年代のイラン・イラク戦争で革命防衛隊の司令官を務めた後、イラン国営放送局の局長に就任。その後、SNSC事務局長を務めた。
ラリジャニ氏は西側諸国との核交渉や周辺国との関係管理に加え、国内の動乱鎮圧など幅広い責任を担った。
故ハメネイ師の絶対的な統治に揺るぎない忠誠を誓っていたが、他の強硬派より慎重なアプローチを提唱し、時には外交を通じてイランの目標を推進する姿勢も示した。しかし、今年1月に起きた大規模な抗議デモの弾圧では中心的な役割を果たしたとされる。
米国とイスラエルによる先月28日の空爆開始後にはイラン要人の中でいち早く発言し、イランを分裂させる試みだと非難。市民による抗議活動も強くけん制していた。
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