
フィリピンは16日、南シナ海全域に対する中国の主権主張を拒否すると表明し、スカボロー礁がフィリピンの領土ではないとフィリピン人外交官がかつて認めたという中国大使館の主張に異議を唱えた。写真は2月、ティトゥ島で撮影(2026年 ロイター/Karen Lema)
[マニラ 16日 ロイター] – フィリピンは16日、南シナ海全域に対する中国の主権主張を拒否すると表明し、スカボロー礁がフィリピンの領土ではないとフィリピン人外交官がかつて認めたという中国大使館の主張に異議を唱えた。
フィリピン外務省の報道官は記者会見で「中国に対し、海洋・領土の主張は、一方的な宣言やソーシャルメディアへの投稿ではなく、確立された国際法的手続きや紛争解決メカニズムに従うべきであることを改めて指摘しなければならない」とした上で、フィリピンはスカボロー礁および南沙諸島(スプラトリー諸島)内のフィリピンが実効支配する島々に対し「分割不能かつ疑いようのない、長年にわたる主権」を有していると述べた。
在マニラ中国大使館は17日、中国は南シナ海全域を自国の領土として主張したことはないと説明。「フィリピンが中国の立場を意図的に歪曲することは建設的ではなく、何の根拠もない」とした。
フィリピンと中国はともにスカボロー礁の領有権を主張している。
今回の問題の発端は、中国大使館による週末のソーシャルメディアへの投稿。投稿によると、元フィリピン大使がドイツのラジオ局に対し、スカボロー礁はフィリピンの領土に含まれないと語ったという。
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