
米国株式市場は急反発。人工知能(AI)関連銘柄が上昇を主導した。大規模な人員削減を計画しているというニュースが材料視され、メタが買われた。また、中東情勢を巡る不確実性が続く中、原油相場は下落した。(2026年 ロイター/Mike Segar)
[16日 ロイター] – 米国株式市場は急反発。人工知能(AI)関連銘柄が上昇を主導した。大規模な人員削減を計画しているというニュースが材料視され、メタが買われた。また、中東情勢を巡る不確実性が続く中、原油相場は下落した。
メタ(META.O), opens new tabは2.3%高。従業員の20%以上に影響を及ぼす可能性のある大規模な人員削減を計画していると関係者が明らかにした。人工知能(AI)インフラへの巨額投資にかかる費用を相殺するとともに、AI活用による業務効率化に備えるという。半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabはジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が年次開発者会議に登壇し、1.6%高で終了。電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabは1.1%上昇。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は14日、人工知能(AI)半導体の設計・開発と大規模生産を目指す「テラファブ」プロジェクトが7日以内に始動すると発表した。マイクロン・テクノロジー(MU.O), opens new tabは台湾に第2工場を建設する計画を発表したことを好感し、3.7%高となった。
ベセント米財務長官が原油輸送の要衝ホルムズ海峡をイラン、インド、中国の一部の船舶が通過することについて、当面は「問題ない」との認識を示し、原油価格がやや下落したことも安心材料となった。
USバンク・ウェルス・マネジメントのチーフ株式ストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「イランの石油タンカーがホルムズ海峡を通過している、あるいは間もなく通過するというニュースは世界経済の安定にとってプラスだ」としつつ、「総合的に見れば、前途は紆余曲折に満ちている。紛争がいつ終結するのか見通しは立たない」と述べた。
S&P総合500種は過去1カ月余りで最大の上昇率となった。業種別では情報技術(.SPLRCT), opens new tabのほか一般消費財(.SPLRCD), opens new tabが好調だった。投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX、恐怖指数)(.VIX), opens new tabは低下。金利に敏感な小型株指数ラッセル2000(.RUT), opens new tabは0.94%上昇した。原油価格の下落を受け、デルタ航空(DAL.N), opens new tabが3.5%、ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス(NCLH.N), opens new tabが5.1%、それぞれ上昇。暗号資産(仮想通貨)ビットコインの上昇を好感し、ストラテジー(MSTR.O), opens new tabは5.6%高となった。ディスカウント小売大手ダラー・ツリー(DLTR.O), opens new tabは6.4%高。関税を巡る状況改善で短期的に恩恵を受ける可能性があると示唆した。S&P500(.AD.SPX), opens new tabでは値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.1対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は174億株。直近20営業日の平均は199億株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
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