

サードウェーブ(ドスパラ)が販売しているTHIRDWAVE AD-C5F56A-01Wのレビューを行った。Core i5-14400F×GeForce RTX 5060 Ti 8GB搭載のゲーミングPCだ。標準ではGPUがGeForce RTX 5060となっているが、キャンペーン中は無償アップグレードが適用中となる。
ゲーム性能は標準以上でフルHD環境でのゲームプレイに最適だ。コストパフォーマンス指標は9.0と優秀だが、同価格帯にはドスパラ内でも次世代のCore Ultra 5 225F搭載モデルなど競合も多く十分比較検討することを推奨する。
こんな方におすすめ
コストパフォーマンスを重視する方
フルHDで快適にゲームをプレイしたい方
予算を20万円以下で考えている方
THIRDWAVE AD-C5F56A-01Wのスペック解説

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THIRDWAVE AD-C5F56A-01Wのカスタマイズを評価
見た目重視でケースファンとCPUファン、そしてパフォーマンス・実用性重視で電源とSSDのカスタマイズがおすすめだ。ケースファンとCPUファンをARGBライティング対応モデルへ変更すればよりケースのデザインが映えるゲーミングPCに仕上がる。両方カスタマイズしても9,400円なら検討してもよさそうだ。CPUファンに関しては冷却性能向上も見込める。
電源のカスタマイズは人気がある。本機は省電力性に長けているモデルなので、標準の650W 80PLUS BRONZEで問題はない。それでも750W GOLDを選択すればCPUやグラフィックボードのパーツ換装にも対応しやすくなる。ホワイトカラーを選択すればデザイン面でも満足度が上がる。見た目を気にしないなら通常の750W GOLDを選択すればコストを抑えられる。
メモリがシングルチャネルにダウングレードされてしまったので、余裕があれば追加費用を支払ってデュアルチャネル構成に変更するとよい。パフォーマンス面で有利だ。ゲームプレイにおいてはそこまで性能差が出るわけではないもののシングルチャネルを選択するメリットは小さい。もっとも後からご自身で16GBメモリを購入して増設してもいいだろう。
SSD容量は1TBへの増量を検討したい。今の時代標準の500GBだとすぐに足りなくなってしまうはずだ。費用が高額なので外付けのストレージやクラウドストレージでカバーするのもよいだろう。
保証は好みで決めてしまってよい。セーフティーサービスは物理破損や水漏れなどもカバーされる手厚い保険だ。どちらかというとノートパソコン向けなので選択してもいい。延長保証は加入を検討するとよさそうだ。17,998円で3年間の保証に加入できる。
ARGBファン搭載イメージ
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THIRDWAVE AD-C5F56A-01Wの特徴&強み
旧世代のCore i5-14400F搭載でコスパ良好
旧世代のCore i5-14400Fを搭載することで、ミドルハイクラスとして価格を抑えた一台に仕上がっている。次世代のCore Ultra 5 225Fよりも5,000円安く購入可能だ。この5,000円の差をどう捉えるかで評価が変わる。少しでも安く購入したいなら魅力的な選択肢となる。次世代のCore Ultra 5 225Fと比べても大きく性能が劣るわけではない。
ただし、予算が許すならCore Ultra 5 225F搭載モデルを選択することをおすすめしたい。次世代アーキテクチャ(LGA1851)になり将来的にパーツのアップグレードが行いやすくなる。Core Ultra 5 225F以外にもCore Ultra 7 265Fやまだ発表されたばかりのCore Ultraシリーズ2 Plusまでアップグレード可能だ。また、メモリやマザーボードなども一新され、5,000円以上の構成差があると考えて間違いない。
また、Intel製CPUにこだわりがないのであればRyzen 5 7500F搭載モデルも魅力的な選択肢となる。ゲーム性能はRyzen 5 7500Fの方が高く価格に見合う価値がある。プラットフォーム的にもアップグレードがしやすいといえる。Intel製CPUと比べても長く1つのプラットフォームを使用できるというメリットがある。
標準以上のゲーム性能を持ち扱いやすい
Magnate-G MVWのゲーム性能は優秀だ。ミドルクラスとは思えないほどの対応力がある。最新のゲームであっても、設定次第で快適にプレイできる。要求スペックの高さで注目された「モンスターハンターワイルズ」も60fpsを基準にすれば対応できる。高設定でも90fpsぐらいは出るだろう。最新のGeForce RTX 50シリーズ搭載モデルらしく、これまでのミドルクラスとは一味違うようだ。フルHD環境ならプレイできないゲームはないと思えるほどだ。
現在、ほぼすべてのゲームはフルHDを基準に作成されている。インディーズのゲームなどはフルHDより低い解像度で設計されていることもある。フルHDを超える解像度を前提に設計されているゲームはまだ存在していない。解像度の問題でゲームを快適にプレイできないという問題は起こらない。
多くのゲームを快適にプレイできる性能があってこそのミドルクラスだ。高望みした環境を目指さなければ、ミドルクラスで満足できるのがPCゲームである。対人要素の強いゲームで144Hzや240Hzに対応したモニターを使用する方も多いだろう。「Apex Legends」や「フォートナイト」もお手の物だ。最高設定でも100fpsぐらいは出せる。設定を下げれば120fpsで安定させることができる。
ミドルクラスは世代ごとに性能を伸ばしており、Magnate-G MVWでも問題なく対応できるようになってきた。標準的な設定より下げれば、フレームレートも安定させやすい。性能を妥協して価格を抑えたのがミドルクラスだった。現在は必要十分なミドルクラスにまでなり、多くのゲーマーがミドルクラスで満足できる性能だ。
今は上位モデルと価格が変わらないのでおすすめしづらいが、基準になるモデルであることは間違いない。WQHDや4Kのような高解像度は苦手だ。負荷の軽い古いゲームであれば対応可能ではあるものの、そういったゲームでは高解像度にするメリットがない。高解像度は画質のよさが何よりの魅力だ。画質を求めないゲームや古いゲームでは恩恵を得にくい。Magnate-G MVWはフルHDを上限としたゲーム環境に最適だ。
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同じドスパラの同性能帯モデルとの比較
チェックポイント!!
GALLERIAブランドのGALLERIA XGC5M-R56-GDを比較対象とした。価格差は30,000円とやや大きいが、最新のGALLERIAケースと次世代CPU Core Ultra 5 225Fが手に入る。
キャンペーン中はCPUクーラーが水冷式にアップグレードされる。メモリの規格やマザーボードの規格も最新版に換装されるので検討する価値がある。売却時にも有利になるのではないかと思う。トータルで見ればGALLERIA XGC5M-R56-GDの方がおすすめしやすい。
他社メーカーの同等モデルとの比較
チェックポイント!!
パソコン工房の「LEVEL-M1AM-R77-RRX」と比較していく。価格差は10,180円でLEVEL-M1AM-R77-RRXの方が安い。また、パソコン工房は無料会員登録をすれば送料が0円になるので実質の価格差は13,480円まで広がる。本機もキャンペーンモデルとなっており、通常価格よりも45,0000円も安くなっている。
CPUはRyzen 7 7700で、GPUはRadeon RX 9060 XT 16GBを搭載している。GPU性能こそTHIRDWAVE AD-C5F56A-01Wの方が高いが、CPU性能ではLEVEL-M1AM-R77-RRXが上回る。大容量VRAM搭載のグラフィックボードも強みとなる。メモリもデュアルチャネルで構成面も優秀だ。
問題は納期の長さだ。コストパフォーマンスは優秀だが、納期が15営業日と長くなっている。1か月程度は待たなければいけない。待てるのであればLEVEL-M1AM-R77-RRXを選択するとよい。ドスパラが好きでかつ納期を重視するならTHIRDWAVE AD-C5F56A-01Wが理想の一台となる。
THIRDWAVE AD-C5F56A-01Wのゲーム性能を紹介

THIRDWAVE AD-C5F56A-01Wと同等の検証環境を構築して参考となるゲーム性能を計測した。メモリやマザーボードなど構成は異なるもののおおよそのゲーム性能を把握するのに有用ではないかと考える。
フォートナイト

CPUフレームレート
RTX 5060 Ti 8GB
(i7-14700)
270.0
226.0
117.0
RTX 5060 Ti 8GB
(5 225)
204.0
190.0
119.0
RTX 5060 Ti 8GB
(5 7500F)
195.0
150.0
104.0
RTX 5060
(5 7500F)
186.0
158.0
108.0
RTX 5060
(5 225)
184.0
175.0
111.0
RTX 5070
(i5-14400)
183.0
157.0
106.0
RTX 5060 Ti 8GB
(7 5700X)
178.0
126.0
89.0
RTX 5060
(i5-14400)
170.0
156.0
100.0
RTX 5060 Ti 8GB
(i5-14400)
170.0
142.0
102.0
RTX 5060
(7 5700X)
168.0
130.0
87.0
低設定
中設定
最高設定
設定を落とすことで170.0fpsを実現できる。Core Ultra 5 225搭載モデルと比べると最大で15%程度フレームレートが低くなるが、体感できるほどの差はないと思える。Ryzen 5 75000F搭載モデルでも同様だ。価格が安い分選びやすいはずだ。
モンスターハンターワイルズ

CPUフレームレート
RTX 5070
(i5-14400)
157.32
141.60
111.54
RTX 5060 Ti 8GB
(i7-14700)
125.72
109.45
82.03
RTX 5060 Ti 8GB
(5 225)
124.10
108.83
81.62
RTX 5060 Ti 8GB
(5 7500F)
124.06
108.08
80.65
RTX 5060 Ti 8GB
(i5-14400)
123.91
107.23
79.95
RTX 5060
(5 225)
111.43
97.51
73.32
RTX 5060 Ti 8GB
(7 5700X)
115.46
97.52
76.28
RTX 5060
(i5-14400)
110.88
96.88
71.89
RTX 5060
(5 7500F)
110.66
96.96
71.62
RTX 5060
(7 5700X)
104.72
92.56
71.19
中設定およびフレーム生成有効化時のフレームレートを計測した。4K環境でも79.95fpsとプレイできる水準にある。VRAM容量が8GBとやや控えめなため、高設定でのゲームプレイには不向きだ。プレイ中でクライアントが落ちてしまう可能性がある。中設定を基準にすれば負荷の高いモンスターハンターワイルズも快適にプレイできる。
FF14

CPUフレームレート
RTX 5060 Ti 8GB
(i7-14700)
156.9
107.7
55.4
RTX 5070
(i5-14400)
149.9
140.5
80.9
RTX 5060 Ti 8GB
(5 7500F)
144.8
103.3
54.5
RTX 5060 Ti 8GB
(5 225)
143.7
106.4
55.2
RTX 5060 Ti 8GB
(i5-14400)
138.5
106.0
55.4
RTX 5060 Ti 8GB
(7 5700X)
137.0
104.7
55.4
RTX 5060
(5 7500F)
134.2
92.9
49.3
RTX 5060
(i5-14400)
131.6
95.3
50.0
RTX 5060
(5 225)
131.6
94.6
49.9
RTX 5060
(7 5700X)
126.7
91.9
49.7
FF14でも十分なフレームレートが出ている。フルHDで138.5fps、WQHDで106.0fpsだ。Core i5-14400FとGeForce RTX 5060 Ti 8GBの相性はよいといえる。
THIRDWAVE AD-C5F56A-01WのPCケースレビュー
THIRDWAVEシリーズは、これまでのドスパラにはないゲーミングPCらしいケースを採用している。それこそ、ビジネス向けモデルと比べれば、圧倒的にケースデザインは優れている。LEDファンの搭載数からしても、派手さは他のメーカー製品よりもリードしていると言える。
一方で、デザインに関しては、多くのメーカーが展開しているコストパフォーマンス重視のECサイト限定モデルと大差がない。むしろ、後追いと言えてしまうほど酷似している。ドスパラの中で見れば珍しい形状のケースでも、ゲーミングPCとしては一般的なケースデザインだ。個性的なケースのはずが、よく見かけるゲーミングPCらしいケースになっている。ここまでくれば没個性なデザインだ。登場があと1年早ければ全く違った印象を受けていただろう。
正面

シンプルなデザインだ。本体下部にTHIRDWAVEのロゴが刻印されている。THIRDWAVEはドスパラの運営企業だ。

PS5と比較すると幅は広い。

奥行きも一回り大きいといえる。
背面

背面はオーソドックスなタイプだ。電源ユニットは下部に配置されている。
I/Oパネル

I/Oパネルは本体上部にある。左から電源ボタン・USB 3.2 Gen1・マイク入力/ヘッドフォン出力共用端子・USB 3.2 Gen1・リセットボタン・ストレージアクセスランプだ。前面にはType-Cポートはない。
左側面

左側面がクリアガラスパネルを採用している。後ろのネジを2つ取ればすぐに空けることができる。ARGBファンがないとややシンプルすぎるかもしれない。
底面

底面にもメッシュフィルターがある。メンテナンス性が高い。
右側面

右側面はシンプルだ。前方部に吸気口が設けられている。
右側面内部

ケーブルがしっかりとまとめられている。掃除も行いやすくメンテナンス性は高い。

右下には電源ユニットが収められている。

左下部分にはドライブベイが用意されている。
本体上部

本体上部にはメッシュフィルターがあり埃の侵入を防いでくれる。マグネット式で脱着も容易だ。
上面ファン

上面に2基のファンを搭載している。カスタマイズで水冷クーラーを選択するとここがラジエーターに代わる。
背面ファン

背面ファンは1基だ。
前面ファン

前面には2基のファンが搭載されている。
グラフィックボード

グラフィックボードはASUS製の「ASUS Dual GeForce RTX™ 3050 6GB GDDR6」だった。2基のファンを搭載していて冷却性能も期待できる。
付属品

付属品はキーボード・マウス・電源ケーブルだ。初めてのデバイスならこれで十分かもしれない。
管理人による総評

Core i5-14400F×GeForce RTX 5060 Ti 8GB搭載のミドルハイクラスの一台だ。GPUの無償アップグレードが適用となり評価を上げている。ゲーム性能もワンランクアップだ。179,980円と価格も抑えられている。構成はメモリDDR5 16GB、SSD 500GB Gen4 NVMeと平凡だ。カスタマイズ費用が高額なのでこのまま購入するのも悪くない。また、この性能帯・価格帯には競合も多くじっくり吟味することをおすすめする。
価格
CPU
グラボ
179,980円
Core i5-14400F
RTX5060Ti 8GB
メモリ
SSD
チップセット
DDR5 16GB
500GB
B760