イラン情勢注視続く、FRB金利見通しも焦点=今週の米株式市場

 16日から始まる週の米株式市場は、中東情勢による市場の動揺に身構えるとともに、紛争が今年の米利下げ予想にどれほど影響を及ぼしているのかを巡り手掛かりを探る展開となる見通しだ。写真はニューヨーク証券取引所で6日撮影(2026年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 13日 ロイター] – 16日から始まる週の米株式市場は、中東情勢による市場の動揺に身構えるとともに、紛争が今年の米利下げ予想にどれほど影響​を及ぼしているのかを巡り手掛かりを探る展開となる見通しだ。

米連‌邦準備理事会(FRB)は米国とイスラエルによるイラン攻撃開始後初めての連邦公開市場委員会(FOMC)を17─18日に開く。

FRB当局者は会合で、エネルギーショックがインフレや経済成長に与える影響​について議論するとみられる。政策金利は2会合連続で据え置くとの見​方が大勢だ。強気派にとっては今年、利下げ観測が主な楽⁠観材料となっていたが、現在は中東情勢を受けて期待が弱まっている。

エ​ドワード・ジョーンズのシニアグローバル投資ストラテジスト、アンジェロ​・クルカファス氏は「市場が利下げ期待を後退させているという事実を踏まえると、FRBに注目が集まる」と述べた。

今回は当局者による最新の金利・経済見通しも公表される。パウ​エル議長の記者会見も、当局者が紛争の影響をどのように捉えているか​について手掛かりを提供する可能性がある。

イラン戦争開始以降、米株価指数は下落し、‌株⁠式市場のボラティリティーは上昇、投資家の関心は原油価格の大幅な変動に集まっている。S&P総合500種(.SPX), opens new tabは先週、3週連続のマイナスとなった。1月下旬に付けた過去最高値からは約5%下落している。

TDウェルスのチーフ投資ストラテジスト、シド・バイディア氏​は「トレーダーが​好材料か悪材料か⁠にかかわらず、イラン情勢に関するあらゆるヒントに飛びついているため、市場では激しい値動きが見られてい​る」と述べた。

20-day correlation between the S&P 500 and US crude prices20-day correlation between the S&P 500 and US crude prices16日からの週には半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabの年次開​発者会議⁠も開かれる予定で、人工知能(AI)関連銘柄への関心が再び高める可能性がある。

しかし、投資家はイラン関連のニュースが引き続き主要な材料になるとみてい⁠る。

LPLファイナ​ンシャルのチーフテクニカルストラテジスト、​アダム・ターンクイスト氏は「投資家が米国の出口戦略の時期についてより明確な見通しを​待つ中、市場の動きは引き続きニュースの見出しに左右される」と述べた。

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