[東京 12日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な値動きが想定される。イラン情勢の長期化が警戒される中、原油先物価格が再び上昇しており、投資家心理の重しになるとみられている。取引時間中は、原油先物や米株先物の動向を見極めながらの展開となりそうだ。
日経平均の予想レンジは5万4200円─5万4700円。
足元のWTI原油先物価格は5%超上昇の92ドル台となっている。トランプ米大統領は11日、国際エネルギー機関(IEA)加盟国が戦略石油備蓄の放出を決定したことで原油価格は大幅に下落するとの考えを示したものの、原油価格の上昇傾向に歯止めがかからない状況となっている。
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「備蓄放出など関連ニュースは出ているものの、価格は落ち着いていない。引き続き原油先物価格をにらみながらとなるだろう」と話す。
日経平均は前日までの2営業日で2300円近く上昇した。「半導体関連などの主力株に買い戻しの流れが維持されるかに注目している」(市川氏)という。日本株は米株先物や原油先物、ドル/円の動向を探りながらの展開となりそうだ。
きょうは米国で新規失業保険申請件数、1月の住宅着工件数と貿易収支が発表される。
11日の米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が続落して取引を終えた。米国とイスラエルによるイラン軍事作戦の激化とその影響が材料視された。朝方発表された米消費者物価指数(CPI)はほぼ予想通りの内容となった。
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