
イスラエル軍によるレバノン・べイルート南郊の空爆。10日撮影(2026年 ロイター/Raghed Waked/File Photo)
[ベイルート 10日 ロイター] – イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラが、南レバノンでのゲリラ戦という原点に回帰しつつある。イスラエルによる全面侵攻と紛争の長期化の可能性に備えるためという。レバノンの関係筋4人が明らかにした。
ヒズボラの軍事活動に詳しい関係筋によると、同組織の戦闘員らは小規模な部隊で活動しており、イスラエルに盗聴される恐れのある通信機器の使用を避け、イスラエル軍と交戦する際には対戦車ロケット弾の使用を控えているという。
2023年から24年にかけてのヒズボラとイスラエル間の戦争から約15カ月経過した。先週、ヒズボラはイスラエルに新たな攻撃を仕掛け、レバノンを戦争に引きずり込んで70万人の避難民を出したとして国内で激しく非難されている。
ただヒズボラは、自らの行動を「存亡をかけた防衛」と表現し、2024年の停戦以来続くイスラエルの攻撃への対応だと位置づけている。
イスラエルはイラン戦争が終結した後もレバノン攻勢を継続する可能性が高いと見込まれているが、ヒズボラの計画はイランの聖職者指導部が戦争を生き延び、地域停戦に至り、ヒズボラも参加するという仮定に基づいていると4人の情報筋は述べた。
ヒズボラが現場でどのように活動しているかの詳細は、これまで報じられていない。ヒズボラ側はコメント要請にすぐには応じなかった。
24年の戦争で大きく弱体化したヒズボラは、レバノン政府から武装解除の圧力を受けている。政府は先週、ヒズボラの軍事活動を禁止した。
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