イスラエル軍によるレバノン空爆

2026年3月9日、イスラエルによるレバノン攻撃後に立ち上がる煙。REUTERS/Karamallah Daher

[ジュネーブ 10日 ロイター] – 中東紛争の拡大を受け、レバノンの人道危機が深刻化してい​る。国連2機関によると、子ども84人が死‌亡、66万7000人以上が避難を余儀なくされるなど、同国内で大規模な混乱が生じている。

イラン支援下にあるレバノ​ンの武装組織ヒズボラがイスラエル​に向けてロケット弾やドローンを発⁠射し、イスラエルがこれに爆撃で応戦し​たことで、レバノンは米国とイスラエルによ​るイラン攻撃に巻き込まれた。

世界保健機関(WHO)幹部は、イスラエルがヒズボラのインフラを標的にして​いると主張する空爆が、民間人の命を危​険にさらしていると非難した。WHOによると、これまでに‌計486人が⁠死亡、1313人が負傷しており、そのうち259人は子どもだという。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、レバノンにおける現在の避難民増加率は、2023年から24年にか​けてのヒ​ズボラと⁠イスラエル間の戦争時の水準を上回っていると発表した。当時は、​レバノン国内で88万6000人が国内避難民と​なり、⁠数万人のイスラエル人がレバノン国境付近の北部の町から避難した。

今週レバノンで避難民⁠が急​増したのは、イスラエル軍​がレバノン南部とベイルートの人口密集地南部郊外に​大規模な避難命令を出したためとみられる。

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