
2025年3月、ドイツのハノーバーで開催された産業見本市に掲示されたマイクロソフトのロゴ。REUTERS/Fabian Bimmer
[9日 ロイター] – 米マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabは9日、人工知能(AI)アシスタント「コパイロット」にAI新興企業アンソロピックのツール「クロード・コワーク」を追加した「コパイロット・コワーク」を発表した。拡大する自律型エージェントへの需要を取り込む狙いだ。
アンソロピックのコワークは限られた人間の監視下で、アプリの作成やスプレッドシートの構築、大量データの整理といった複雑なタスクを処理できる。
マイクロソフトは企業顧客との長年の関係に加え、セキュリティーやデータ管理に重点を置いていることが、AIエージェントに関心はあるものの安全策なしでの導入に慎重な企業からのビジネス獲得に役立つとみている。
マイクロソフトのAIアットワーク事業を統括するジャレッド・スパタロ氏はロイターに対し、「われわれはクラウド環境でのみ、またユーザーの代理としてのみ動作する。したがって、(コパイロット・コワークが)アクセスできる情報を正確に把握できる」と説明。
クロード・コワークは端末上でローカルにのみ動作するため、多くの企業はこれに「非常に不安」を感じているとし、「われわれは正反対だ」と述べた。
コパイロット・コワークは現在試験中で、今月中に早期アクセスユーザー向けに提供が開始される予定だ。
同社は価格を明らかにしなかったが、企業向けに提供する1ユーザー当たり月額30ドルの「マイクロソフト365コパイロット」に一部の利用が含まれる。追加の利用は別途購入できるという。
同社はまた、アンソロピックの最新AIモデル「クロード・ソネット」をマイクロソフト365コパイロットのユーザーに提供すると発表した。同サービスはこれまでオープンAIのGPTモデルのみを採用していた。
投資家がオープンAIへの依存を疑問視する中、アンソロピックと関係を深めた形だ。
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