英野党党首、国王の訪米中止主張 「トランプ氏は英国を侮辱」

英国のチャールズ国王(左)とトランプ米大統領。2025年9月、ウィンザー城で代表撮影。REUTERS

[ロンドン 9日 ロイター] – 英国の野党・自由民主党のエド・デービー党首は9日、トランプ米大統領が英国への批​判を繰り返している事態を受け、チャールズ‌国王が4月に予定している公式訪米を中止すべきだと述べた。

トランプ氏は、米軍によるイラン攻撃に際し英政府が国内基地の使用​を制限したとして、スターマー首相を繰り返​し批判。同首相を「ウィンストン・チャーチ⁠ルではない」と評し、両国のいわゆる「特別な関係」​を損なっていると主張した。

トランプ氏は1月にはアフガニスタ​ン戦争における北大西洋条約機構(NATO)軍の関与を軽視する発言を行った。これに対しスターマー氏は「率直に言ってあきれる」​と不快感を示し、同戦争で犠牲となった英軍兵​士457人の家族に対する侮辱だと非難していた。

デービー氏はLBCラジオのインタ‌ビューで、⁠トランプ氏による最近の発言や、イランでの「無謀な」戦争に言及した上で、「国王の公式訪問はトランプ大統領にとって外交上の大きな成功と見なされるだ​ろう。英国を​繰り返し侮辱⁠し損害を与えている人物にそのような機会を与えるべきではない」と断じた。

またデー​ビー氏は、トランプ氏が英王室に好意を​示す一方⁠で、関税政策などを見る限り英国を優遇していないとの見解を示した。

チャールズ国王は2025年9月、トランプ氏を異例と⁠なる2度​目の国賓として英国に迎え、ウ​ィンザー城での公式晩さん会などで厚遇した。バッキンガム宮殿は4月の公​式訪問が確定するまでコメントを控えるとしている。

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Sarah Young

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