
米労働省が6日発表した2月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は9万2000人減少し、1月の12万6000人増(速報値13万人増から下方修正)から悪化した。2016年5月ニューヨークで撮影(2026年 ロイター/Brendan McDermid)
[ワシントン 6日 ロイター] – 米労働省が6日発表した2月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は9万2000人減少し、1月の12万6000人増(速報値13万人増から下方修正)から悪化し、予想に反してマイナスとなった。失業率は4.4%と、1月の4.3%から悪化。労働市場の悪化が示唆されたことで、中東情勢の緊迫化を受けた原油高が続く中、米連邦準備理事会(FRB)は難しい舵取りを迫られる可能性がある。
非農業部門就業者数の減少は2025年1月以降6回目で、今回の落ち込みはその中で2番目の大きさ。医療従事者のストライキや厳しい冬の天候が響いたとみられる。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は5万9000人増。ただ、予想は9000人減から12万5000人増まで幅が広かった。
モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのチーフ経済ストラテジスト、エレン・ゼントナー氏は、今回の雇用統計を受けFRBは極めて難しい立場に追い込まれたと指摘。「労働市場が大幅に弱体化すれば利下げを正当化する根拠になるが、原油価格が高止まりすれば再びインフレ圧力が高まるリスクがあり、FRBは身動きが取れなくなる可能性がある」と述べた。
<ほぼ全ての産業で雇用減>
雇用減はほぼ全ての産業に及び、中でも医療部門が最も大きく落ち込んだ。医療部門は1月に7万7000人増と大幅に増加した反動もあり、2万8000人減。医療従事者によるストライキと悪天候が影響したとみられている。
情報産業は1万1000人減、連邦政府は1万人減。運輸・倉庫は宅配部門が大きく落ち込み、1万1000人減少した。
建設は1万1000人減。悪天候が影響したとみられる。
一方、社会支援では小幅に増加した。
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