Riot Gamesの開発スタッフStephen Kraman氏は3月5日、先日『VALORANT』に向けて配信されたパッチで、チャット欄にて絵文字が使用できるようになっていたことについて言及し、同機能を修正する方針を発表した。すでに絵文字を含む他人のメッセージは見られなくなっており、明日配信予定のHotfixにて絵文字機能そのものが削除されるという。
『VALORANT』はRiot Gamesが開発・運営を手がける、基本プレイ無料FPSだ。プレイヤーらはエージェントと呼ばれる、それぞれの能力と役割をもったキャラクターを選択。5人1組のチームで攻守に分かれ、アタッカー側はスパイクと呼ばれるアイテムを指定されたエリアに設置し、一定時間防衛。一方のディフェンダー側は、スパイクの設置や爆発を防ぐことを目的とする。

本作に向けて3月3日に配信された最新パッチ12.04では、キルジョイのタレット配置の調整やUI刷新、各種バグ修正などが実施されている。しかし公式パッチノートには記載がないにもかかわらず、チャット欄に絵文字が入力・送信できる状態になっていることが判明。海外掲示板RedditやXなど、国内外の同作プレイヤーコミュニティのあいだで大きな話題となっていた。
しかし、Riot Gamesの開発スタッフを務めるStephen Kraman氏は3月5日、絵文字を含むメッセージがほかのプレイヤーに届かないように修正する対応パッチを配信すると発表。また同氏によれば、明日配信予定のHotfixにて絵文字機能そのものが削除されるという。。
We’re rolling out a fix – messages containing emojis will no longer be delivered to other players, though senders may see them in their own chat. A follow-up hotfix tomorrow will remove emoji functionality.
Please back up recent replays before that hotfix goes live.
— Stephen Kraman (@RiotSkram) March 5, 2026
突如利用可能になり、流星のごとく消えていったチャット欄での絵文字機能を前に、コミュニティでの反応には賛否が入り混じっているようだ。チャット欄でのコミュニケーションの幅が広がったとする声がある一方で、削除を支持する声も少なくないようだ。懸念の中心となっているのは、アルファベットの文字絵文字を使った差別的発言や嫌がらせだ。通常のテキスト入力であれば既存のチャットフィルターが検知・ブロックできる不適切な単語であっても、絵文字として入力されるとフィルターをすり抜けてしまうケースがあるようで、実際にこれを使った悪用も確認されていた。
なお本件に関連して、プロチームDRXのコーチを務めるLotharHS氏はStephen氏に対し、ラウンド中の全体チャット自体を無効化すべきといった提言をおこなっている。同氏いわく、ヨーロッパ地域では全体チャットで敵チームに位置を告げて妨害行為をおこなうプレイヤーが多いとのこと。絵文字を巡った不具合の発生を機に、チャット機能そのものへの根本的な見直しを求める声もコミュニティから上がっているようだ。Riot Gamesが今後どのようにチャット機能を変容させていくのか、注目したい。
If we could remove ALL chat completely during active time of the rounds, that would be great.
People are sabotaging games in EU around 50% of the times by typing out positions in ALL chat.
ALL chat serves no purpose during a round.
— DRX LotharHS (@LotharHS) March 5, 2026
『VALORANT』はPC/PS5/Xbox Series X|S向けに基本プレイ無料にて配信中だ。
