
3月3日、午後3時のドルは、前週末ニューヨーク市場終盤から横ばい圏の157円前半で底堅く推移した。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
[東京 3日 ロイター] – 午後3時のドルは、前週末ニューヨーク市場終盤から横ばい圏の157円前半で底堅く推移した。イラン情勢の不透明感を警戒した有事のドル買いや原油高による円売りが下支えした。一方、1月に米当局がレートチェックした際の水準に接近しつつあることから上値の追いにくさも意識され、綱引きになった。
東京時間のドルは、157円前半を軸にした値動きが続いた。仲値公示付近では一時的にドル買いが強まって157円半ばに上昇したが、通過後は軟化した。
イラン情勢の不透明感の高まりや、それを受けた原油高止まりが続く中、市場では「原油高に強い国の通貨が買われ、弱い国の通貨は売られやすい地合い」(りそなホールディングスの井口慶一シニアストラテジスト)との声が聞かれた。
一方、上値の重さも意識されている。ドルは前日海外時間に2月9日以来の高値となる157円後半に上昇したが、1月の米当局のレートチェックが158円付近であったほか、衆院選の直前の高値が157円後半だったことから「この水準を上回るにはさらに材料が必要」(井口氏)という。
午前中には片山さつき財務相が閣議後会見で、為替動向を念頭に「各国のカウンターパートと緊密に連携を取り、必要であれば、必要な対応を取る」と市場の動きをけん制したが、ドル/円相場の値動きは限定的だった。
日銀の植田和男総裁が都内のフィンテック関連イベントであいさつしたが、金融政策への言及は伝わらず特段の材料にはならなかった。
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