
米国とイスラエルによる攻撃で破壊されたテヘランの警察署。3月2日撮影。Majid Asgaripour/WANA (West Asia News Agency) via REUTERS
[ドバイ/ワシントン 2日 ロイター] – 米国とイスラエルによるイランへの空爆は2日、さらに拡大し、終結の見通しは立っていない。イスラエルは、親イラン武装組織ヒズボラの攻撃を受け、ヒズボラが拠点とするレバノンのベイルート南郊を空爆。イランは湾岸諸国へのミサイルやドローン(無人機)による攻撃を続けている。
トランプ米大統領は、イランの核開発と弾道ミサイル開発計画を阻止するため、米軍に攻撃を命じたとし、必要な限り戦争を続けると表明。作戦の期間について「当初は4─5週間と見込んでいたが、それよりはるかに長く続ける能力がある」と強調した。
イランへの攻撃により、湾岸地域は戦争状態となり、世界の航空輸送が混乱、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡も閉鎖され、原油価格が急騰している。
米中央軍は2日、イラン攻撃が行われるなか戦闘中のF15戦闘機3機がクウェートの防空システムにより誤って撃墜されたと発表した。乗組員6人全員は機内から脱出し、救助されて容態は安定しているという。
イランに対する軍事作戦ではこれまでに米軍兵士4人の死亡が報告され、トランプ氏は国民に彼らの死を悼むよう呼びかけた。週末のロイター/イプソス世論調査によると、作戦を支持する米国民は4人に1人にとどまり、中間選挙を控え、共和党にとって重大な政治的リスクとなる可能性がある。
米軍はイラン国内で1250以上の標的を攻撃し、イランの艦船11隻を破壊したと発表した。
トルコのエルドアン大統領は、米国とイスラエルによるイランへの攻撃は国際法の「明白な違反」だと批判した。
Graphic: A map of attacks and counterattacks
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