
サウジアラビアのラスタヌラ製油所。2018年5月21日撮影。 REUTERS/Ahmed Jadallah/File Photo
[2日 ロイター] – サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコ(2222.SE), opens new tabは、ドローン攻撃を受けてラスタヌラ製油所の操業を停止した。関係筋が2日明らかにした。
ペルシャ湾岸に位置する同製油所は日量55万バレルの処理能力を持つ中東最大級の施設で、サウジ産原油の重要な輸出拠点。
関係筋によると、予防措置としての操業停止で事態は落ち着いているという。サウジ国防省報道官はテレビ局アルアラビーヤに対し、施設でドローン2機を迎撃、落下した破片で小規模な火災が発生したが負傷者はいないと明らかにした。
イランは米国とイスラエルによる空爆への報復として、アブダビ、ドバイ、ドーハ、マナマ、オマーンの商業地区ドゥクムなど中東湾岸地域をドローンで攻撃している。
サウジのエネルギー施設は過去にも攻撃対象となったことがあり、2019年9月にはアブカイクとクライスの施設に対するドローン・ミサイル攻撃では、同国の原油生産の半分以上が一時的に停止し、世界的に市場が混乱した。
リスク情報会社ベリスク・メープルクロフトの中東首席アナリスト、トルビョルン・ソルトヴェット氏は、ラスタヌラ製油所への攻撃は事態の悪化を示し、湾岸地域のエネルギーインフラはイランの狙い目となっていると指摘。「今回の攻撃でサウジや近隣湾岸諸国が、対イラン軍事作戦に加わる可能性が高まる」との見方を示した。
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