独自のイノベーションと研究開発能力を持つXRのブランドである「PICO」は、本日3月2日(月)、開発者向けに次世代OS(オペレーティングシステム)「PICO OS 6」を正式発表しました。また、次世代フラッグシップXRハードウェアの発表に向けたプロジェクト「Project Swan」のプレビューを初めて公開するとともに、最先端な空間コンピューティング体験を共に創り上げる「PICO Global Early Access Program」への参加者も併せて募集します。

「PICO OS 6」は、単なるアップデートではなく、空間OSの構造を根本から再設計した、まったく新しいシステムです。2Dアプリケーション、3Dコンテンツ、仮想環境、そして現実空間のシームレスな共存を実現し、XR体験における最も重要な課題を解消します。3月2日(月)より、開発者は「PICO OS 6」上で提供される開発ツールを活用し、今年の後半に「Project Swan」で公開予定のヘッドセット向けアプリの開発を先行して開始することができます。

「PICO OS 6」の主な特長、空間コンピューティングの再定義

■PICO Spatial Engineにより統合したレンダリング

「PICO OS 6」の中核を担う「PICO Spatial Engine」は、2年間にわたる開発を経て、グラフィックス処理の仕組みを根底から刷新し、従来のアプリ単位のレンダリングから、OSレベルでの統合レンダリングへと移行しました。これにより、複数の2Dアプリや3Dオブジェクト、現実空間のパススルー映像を同時に描画しながら、きわめて高い応答性と安定性の維持が可能となり、仮想と現実が自然に溶け合う、シームレスな空間体験を提供します。

■実用性を極めた空間マルチタスク

物理的なデスク上に複数のブラウザやドキュメントを配置しながら、アバターを通じて同僚と3Dモデルを共同編集するなど、高度なマルチタスクが可能になります。ゲームプレイ中にフローティングウィンドウでビデオ通話やブラウジングを同時に行うなど、エンターテインメントにおいてもマルチタスクの新たな可能性をもたらします。

入力方式も柔軟に対応。タッチジェスチャーによる直感的なハンドトラッキング操作から、高精度なXRコントローラー、生産性を最大化するキーボード・マウスまで、用途に応じてシームレスに切り替えが可能です。すでにPICOをご利用いただいている2,600以上の企業・機関に対し、さらにプロフェッショナルな空間コラボレーション環境を提供します。

■オープンエコシステムの拡充

PICOは、空間コンピューティングの発展には排他的ではなく包括的なアプローチが不可欠であると考えています。「PICO OS 6」は、Spatialアプリ、OpenXR、WebXR、Androidアプリ、Webアプリ、PC VRストリーミングなど、多様な形式のアプリケーションエコシステムをサポートし、それぞれをシステムの対等な柱として扱います。

また、開発者の参入障壁を引き下げることを目的として、開発者に対して以下の最新ツールをdeveloper.picoxr.comで先行公開しています。

PICO Spatial SDK(Kotlin):コンポーネントベースのAPIによる効率的な開発の実現 

Android Studio用 PICO Spatial Plugin / PICO Emulator:実機不要での迅速なテスト環境の構築が可能 

WebSpatial:HTML/CSS/Reactなどの標準Web技術で空間アプリを開発可能なオープンソースフレームワーク。インストール無しでクロスプラットフォームアプリを構築でき、PICO OS、VisionOS、AndroidXRでシームレスに動作を実現 

Unity / Unreal Engine:サポートを強化することで、高度なMRゲームの開発に対応

次世代フラッグシップXRハードウェアの発表に向けたプロジェクト「Project Swan」に関するプレビュー

PICOは、「PICO OS 6」の性能を最大限に引き出すために、「Project Swan」にて次世代フラッグシップXRハードウェアを現在開発中です。2026年後半に、全世界での発表を目指しています。

■約4,000PPIの超高精細ディスプレイ

新世代MicroOLEDディスプレイを搭載します。画素密度は約4,000PPIで、これは主要のフラッグシップスマートフォンの約9倍に相当します。平均で40PPD、中心部は45PPDを超え、テキストがプロフェッショナルのワークフローに耐えうるほど鮮明に描画されます。

■最適化されたデュアルチップ構造

複合現実処理に特化したカスタムXRチップが、複数センサーからのデータを統合し、わずか12ミリ秒の低遅延で現実空間の高精度なモデリングを実現します。フラッグシップSoCとの組み合わせにより、現行の「Snapdragon XR2 Gen 2」と比較して、CPUおよびGPU性能を2倍以上向上させることができます。

「PICO Global Early Access Program」参加者募集

PICOは、「Project Swan」および「PICO OS 6」のクローズドベータテストに参加可能なテストユーザーを募集します。本プログラムは、次世代のXR体験を洗練させるためのきわめて重要なプロセスです。そのため、最先端の空間コンピューティングデバイスやハイエンドVR機器の日常的な使用経験を有する方からの、技術的なフィードバックを求めています。

XRの未来を共に創り上げるパイオニアの皆さまからのご応募をお待ちしております。

申し込み先URL:https://bytedance.sg.larkoffice.com/share/base/form/shrlgiklRvCrjKM8bHKcmLEisSI
※本リリースに記載されている会社名や製品名は、各社の登録商標または商標です。

■PICOについて

2015年3月に設立したPICOは、VRオールインワン技術に注力した独自のイノベーションと研究開発力を持つXRのリーディングカンパニーです。「繋がりを構築し、人生を豊かに、無限大の可能性を解放する」というミッションのもと、PICOはコミュニティを活気づけ、開発者、クリエイター、ビジネスを支援する統合型XRプラットフォームの構築を目指しています。

公式サイト:https://www.picoxr.com/jp/