高市首相、経済的な影響の洗い出し指示 イラン情勢で

1月19日、首相官邸で撮影(2026年 代表撮影)

[東京 28日 ロイター] – 米国とイスラエルがイランへの軍事攻撃に踏み切ったことを受け、高市早苗首相は28日午後10時15分ごろ、首相官邸で報道陣の取材に応じた。情報収集を徹底するとともに、「今後予想される経済的影響の洗い出し」について政府内に指示を出したことを明らかにした。

高市氏は「本日、イスラエル及び米国がイランに対する攻撃を行ったと発表した」とし、「こうした懸念もあったことから、これまでも早めの邦人退避など万一に備えた対応を続けてきたが、本日の第1報を受けて 直ちに関係省庁に対し、情報収集を徹底するということ、現地に残っている邦人の方々の安全確保に向けて万全の措置を講じることを指示した」と述べた。

また同日午後4時、官邸にイラン情勢に関する情報連絡室を設置したと説明。事態の拡大を受け、 イラン、イスラエル、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)といった周辺国にいる日本人の安否情報の把握、安全の確保についても指示を出したと述べた。現時点で日本人の被害の情報には接していないという。

さらに、「海路、空路の状況把握と関係事業者への情報提供、今後予想される経済的影響の洗い出し」について政府内に指示を出したとも述べ、このあと国家安全保障会議を開き、これまでに得ている情報の分析と、今後の対応を協議すると語った。

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鬼原民幸

2025年6月からロイターで記者をしています。それまでは朝日新聞で20年間、主に政治取材をしてきました。現在、マクロ経済の観点から日々の事象を読み解く「マクロスコープ」の取材チームに参加中。深い視点で読者のみなさまに有益な情報をお届けしながら、もちろんスクープも積極的に報じていきます。お互いをリスペクトするロイターの雰囲気が好き。趣味は子どもたち(男女の双子)と遊ぶことです。