普及帯の48V電動部品活用とアジア市場モデルとの共通化でコストを最適化本田技研工業株式会社 二輪・パワープロダクツ事業本部 二輪 パワープロダクツ開発生産統括部 ものづくり企画・開発部 戦略企画課 ICON e: 開発責任者の三ツ川誠氏

 発表会に登壇した、本田技研工業 二輪・パワープロダクツ事業本部でICON e: 開発責任者の三ツ川誠氏は、「ICON e:は日本をはじめ、インドネシアやベトナムの市場に向けて、ホンダモーターサイクルR&Dチャイナにて、日本のお客さまにとって一番身近な移動手段としての原付一種規格に適合するモデルとして開発を行なってまいりました」とICON e:について紹介。

中国市場で普及する48Vの電動車部品を活用したEVシステムを採用する

 コスト面での取り組みについて三ツ川氏は、「今回のICON e:については、やっぱりお値段というところを非常に重視して車両の開発を行なってきました。既に中国市場においてたくさん使われている48Vの電動車部品を吟味しながら使うことと、あとはアジア向けの製品仕様と共通化することで、われわれの作っていく台数も増やすことで低価格化を実現することができました」と明かした。

EV市場を既存の原付ユーザーや若年層の新生活ユーザーにまで広げる起点となるモデル株式会社ホンダモーターサイクルジャパン 商品企画部 商品企画課 ICON e: 営業領域責任者 鶴田隆時氏

 ホンダモーターサイクルジャパン 商品企画部 商品企画課 ICON e: 営業領域責任者 鶴田隆時氏からは、既存の原付ユーザーに向け、「日常の移動手段として、価格・航続・積載性・静粛性・親しみやすさを重視して、従来ICE(内燃機関)原付からのスムーズな代替を狙った」こと。新生活を始める若者層に向けては、「通学・通勤の近距離移動をするのに、税込22万円の導入しやすい価格により『初めての1台』として検討しやすい選択肢を提供すること」を目指したことが明かされた。

 鶴田氏は「ICON e:の導入は、単なる新モデルの発売にとどまりません。ホンダとしてパーソナルEVをイメージのものから、より身近な日常の選択肢へと変えていくための重要な一歩と考えています。これまでアーリーアダプターが中心であったEV市場を、既存の原付ユーザーや若年層の新生活ユーザーにまで広げていく起点とする。それが今回のICON e:に込めた大きな想いです。ホンダは多様な選択肢を提供することで、これからもお客さまの日常の移動手段を守り、未来に向けた新しい原付のスタンダードを作ってまいります」との意気込みが語られた。

ホンダの電動バイクのラインアップ