
2025年11月20日、北京で撮影。 REUTERS/Maxim Shemetov
[ワシントン 17日 ロイター] – クリストファー・ヨー米国務次官補は17日、中国が2020年6月に実施したとされる地下核実験の新たな詳細を明らかにした。
ヨー氏はワシントンのシンクタンク、ハドソン研究所でのイベントで、カザフスタンにある遠隔地震観測所が20年6月22日に、720キロ離れた中国西部・新疆ウイグル自治区ロプノールの実験場付近でマグニチュード(M)2.75の「爆発」を観測したと述べた。
「それ以降、追加データを調べてきたが、爆発、単一の爆発以外の何かである可能性はほとんどないと言える」とし、データは鉱山の爆発とは一致しないと指摘。「地震とも全く一致しない。核爆発実験で予想される現象だ」と語った。
核実験の監視を担う包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)は、ヨー氏の主張を確信を持って裏付けるにはデータが不十分だと述べた。
在ワシントンの中国大使館の報道官は、中国が核実験を実施したとの主張は「全く根拠がない」とし、米国が核実験を「再開するための口実をでっち上げる」試みだと主張。「核覇権を追求し、自国の核軍縮の責任を回避することを狙った政治的操作だ」と述べた。
その上で「中国は米国に対し、核実験を控えるという核保有5カ国の約束を再確認し、核実験に反対する国際的コンセンサスを堅持し、国際的な核軍縮・不拡散体制を守るための具体的な措置を取るよう求める」とした。
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