ミラノ・コルティナ冬季オリンピックは18日、スノーボード男子スロープスタイルの決勝が行われ、
長谷川帝勝
(TOKIOインカラミ)が銀メダルを獲得した。この種目での表彰台は日本勢初。ビッグエア「銀」
木俣椋真
(ヤマゼン)は11位だった。(デジタル編集部)(→
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長谷川帝勝も所属「TOKIOインカラミ」とは何者か
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「銀」長谷川帝勝がレアスニーカーを履いていた理由

日本勢は予選を2人が通過

 日本勢は、スロープスタイルに4人が出場予定だった。ビッグエア銀メダルの
木俣椋真
は予選4位、
長谷川帝勝
も予選9位でともに決勝に進んだ。一方でビッグエア「金」の
木村葵来
(ムラサキスポーツ)は予選14位で決勝進出を逃し、「スピンマスター」の異名を取る
荻原大翔
(TOKIOインカラミ)はけがで予選出場がかなわなかった。(→
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予選2回目で演技する木村葵来(15日)=飯島啓太撮影予選2回目で演技する木村葵来(15日)=飯島啓太撮影1回目

 1回目が始まった。滑走順1番はノルウェーの
モンス・レスラン

 
長谷川帝勝
の1回目は他の選手があまり使わないセクションを使ったラン構成。ジャンプ台を使った6本目のトリックでは、「バックサイドダブルロデオ1260」をクリーンに決め、ガッツポーズ。フルメイクで82・13点をマークする。

長谷川帝勝の1回目の演技(18日)=三浦邦彦撮影長谷川帝勝の1回目の演技(18日)=三浦邦彦撮影

 全体9番目に登場した
木俣椋真
。1回目から攻めの姿勢。3本目のトリックでは、長いレールを「フロントサイドリップスライド270アウト」で乗り切り、スタイルを見せる。ただ、最後のジャンプ台でのトリックで思いのほか得点を伸ばせず、72・80点。

 1回目終了時点で、トップは中国の
蘇翊鳴
。日本勢では
長谷川帝勝
が2位、
木俣椋真
が7位につける。

2回目

 
長谷川帝勝
の2回目。ここまでで2位につけている長谷川は、4本目のトリックで「ダブルロデオ1440」などを果敢に攻めるが、5本目の「スイッチバックサイド1620」で手をついてしまい、得点は伸びなかった。2回目は69・50点で、1回目の得点が持ち点として採用される。

 
木俣椋真
の2回目は、2つ目のセクションで転倒するまさかのミス。あとのセクションは全て流し、17・58点で1回目の得点が持ち点として採用され、この時点で9位。2種目でのメダル獲得に向け、後がない状況に。

木俣椋真の1回目の演技(18日)=三浦邦彦撮影木俣椋真の1回目の演技(18日)=三浦邦彦撮影

 2回目終了時点でトップは中国の
蘇翊鳴
。日本勢では
長谷川帝勝
が2位。
木俣椋真
が10位で後がなくなった。

3回目

スロープスタイルは各選手が3回滑り、ベストスコアを競う

 表彰台に向けて、さらに得点を伸ばしておきたい
長谷川帝勝
の3回目。2本目のレールセクションで失敗し、後は流す形に。1回目の82・13点を持ち点に、後の選手の行方を見守ることになった。

 後がなくなった
木俣椋真
の3回目。手を合わせてスタートに着く。2、3、4本目のセクションで9点台をマーク。5本目のジャンプ台のトリックでは「フロントサイドトリプルコーク1440」を決める完璧な出来をみせていたが、最後の「バックサイド1620」を失敗し、54・40点と得点を伸ばすことができなかった。

3回目で演技する木俣椋真(18日)=飯島啓太撮影3回目で演技する木俣椋真(18日)=飯島啓太撮影

全体11番目のノルウェーのマルクス・クレベランが78・96点で、長谷川帝勝のメダル獲得が確定した。

最終滑走者のデーン・メンジーズが失敗し、長谷川帝勝の銀メダルが確定した。

3回目の演技を終えて笑顔を見せる長谷川帝勝(18日、伊リビーニョで)=三浦邦彦撮影3回目の演技を終えて笑顔を見せる長谷川帝勝(18日、伊リビーニョで)=三浦邦彦撮影日本勢の順位

 全ての選手の滑走が終わり、
長谷川帝勝
が2位(82・13点)、
木俣椋真
は11位(72・80点)だった。優勝は中国の
蘇翊鳴
(82・41点)、3位はアメリカの
ジェイク・カーター
(79・36点)。(→
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スノーボード男子スロープスタイルで銀メダルを獲得した長谷川帝勝(18日、伊リビーニョで)=三浦邦彦撮影スノーボード男子スロープスタイルで銀メダルを獲得した長谷川帝勝(18日、伊リビーニョで)=三浦邦彦撮影一時は頭をよぎった「引退」、木俣椋真はこんな人

 2022年北京五輪は代表入りを逃し、「引き際も大事か」と現役引退を考えたという
木俣椋真
。強化選手からも外れ、自費で海外遠征したシーズンもあった。それでも「五輪で何も達成せずに終われない」。ビッグエアで銀メダルに輝き、2種目目のメダル獲得を目指す。(→
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予選2回目で演技する木俣椋真(15日)=飯島啓太撮影予選2回目で演技する木俣椋真(15日)=飯島啓太撮影レアスニを履いていた「らしい」理由、長谷川帝勝はこんな人

 ビッグエアとスロープスタイルの2種目で金メダルを目指すと表明していた
長谷川帝勝
は、読売新聞の取材に、「勝ち方にこだわりたい。ドラマ性やストーリーが大切。でも、ドラマ性って自分で作ろうと思って作れるわけじゃない。だから、日々鍛錬しているんです」と語っていた。取材時に履いていたレアスニーカーを購入した、「らしさ全開」のエピソードとは。(→
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レアスニーカーをを履いた長谷川レアスニーカーをを履いた長谷川そもそも「スロープスタイル」って?

 スノーボード・スロープスタイルは、下り坂に設置された障害物やジャンプ台をを駆使して技を競う。この種目は2014年のソチ五輪から採用されたが、男女通じて表彰台に上がった日本人はいない。(→
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予選2回目で演技する長谷川帝勝(15日)=飯島啓太撮影予選2回目で演技する長谷川帝勝(15日)=飯島啓太撮影TOKIOインカラミってなに?

 
長谷川帝勝
や女子ビッグエア「金」
村瀬心椛
、男子ハーフパイプの
平野歩夢
が所属する「TOKIOインカラミ」。スピードスケートの
高木美帆
、フィギュアスケートの
中井亜美
ら有力選手を多く抱えることで知られているが、その“正体”を知る人は少ない。所属先企業の社長を直撃した。(→
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男子ハーフパイプ決勝を終えてヘルメットを脱ぐ平野選手(13日、伊リビーニョで)=三浦邦彦撮影男子ハーフパイプ決勝を終えてヘルメットを脱ぐ平野選手(13日、伊リビーニョで)=三浦邦彦撮影スノーボードの技名、奇抜なものが多い理由

 スノーボードの技(トリック)の名前には「ジャパン」「メロングラブ」「ローストビーフ」など、風変わりなものが多い。また「フォーティーン」(14)などの数字にまつわる「専門用語」も頻出する。

 スノーボードの技名はどのように決まるのか。そこにはスケートボードの競技団体による選手へのリスペクトが込められていた。(→
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けがで欠場、荻原大翔がつづった仲間への思い

 メダル候補でありながら、けがで欠場を余儀なくされた
荻原大翔
。自身のSNSでは「通常生活において支障がない状況ではありますが、スロープスタイルのコースの衝撃には厳しい状況でした」と自身の置かれた状況についてつづり、仲間へのエールを呼びかけた。(→
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男子ビッグエア決勝を終えた荻原大翔選手(伊リビーニョで)=三浦邦彦撮影男子ビッグエア決勝を終えた荻原大翔選手(伊リビーニョで)=三浦邦彦撮影女子の決勝は男子の終了後に延期予選2回目で演技する村瀬心椛(15日)=三浦邦彦撮影予選2回目で演技する村瀬心椛(15日)=三浦邦彦撮影

 スノーボード女子スロープスタイルの決勝が17日に行われる予定だったが、悪天候のため延期となった。男子の競技終了後、日本時間午後10時30分からスタートの予定。(→
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【速報】スノーボード男子スロープスタイル【速報】スノーボード男子スロープスタイル

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