米公共ラジオ放送NPRの元司会者David Greene氏が、GoogleのAIサービス「NotebookLM」向けに無断で声を使われたとして、同社を提訴した。The Washington Postが報じた。

 NotebookLMは、インプットされた資料を基にAIホストが音声で解説する「音声概要」機能を備えている。Greene氏は友人や家族などから、その声は同氏の声かとの問い合わせを受けたことで、抑揚やイントネーションを含む自身の声が模倣されていると確信したという。

 Googleの広報担当者はThe Washington Postに対して疑惑を否定し、「NotebookLMの音声概要で使われている男性の声は、Googleが有料で契約したプロの俳優をベースとしている」とコメントした。その俳優の名は明らかにしていない。

 AIによる声の利用をめぐっては、2024年に俳優のスカーレット・ヨハンソンさんが、OpenAIの「ChatGPT」向けに無断で声を使われたとして同社に抗議している。OpenAIは無断利用を否定したものの、「敬意を表すため」として問題の声の提供を停止した。

 日本国内ではNTT西日本が2025年10月、声優や俳優などの声の権利を保護し、声の価値を高める音声AI事業「VOICENCE(ヴォイセンス)」を立ち上げている。実演家が提供する音声データと生成AI技術を組み合わせ、音声を「音声IP」として保管・管理するプラットフォームを構築するという。

The Washington Post

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