State of Playで公開された『バイオハザード レクイエム』の新トレーラーに、過去作に登場したシェリーらしきキャラクターが登場したことが話題を呼んでいる。この記事ではシェリーを含む、最新トレーラーから読み取れた情報をまとめる。
過去作のキャラ「シェリー」が登場か
話題となっているのは、トレーラーの終盤にチラッと映るショートカットのキャラクター。これが「シリーズに登場したシェリー・バーキンではないか」という憶測を呼んでいるのだ。

シェリーと目されているキャラクター。画像は4th Trailerより。
シェリーは『バイオハザード2』で少女として初登場したキャラクターだ。その後、大人びた姿で現れた『バイオハザード6』では主人公のひとりとなった。「レクイエム」の主人公であるレオンと関係が深いキャラクターでもある。

『バイオハザード6』のシェリー。当時の声優は坂本真綾で、「レクイエム」の問題のキャラの声を共通点として挙げるファンもいる。画像は『バイオハザード6』Special Packageのトレーラーより。

『バイオハザード RE:2』のシェリー。このときはかなり幼かった。画像は『バイオハザード RE:2』のシェリー紹介映像より。
「レオン以外のシリーズキャラ、たとえばエイダ・ウォンが本作に登場するかどうか」という点は多くのファンが気になるところのようで、開発者もたびたびインタビューでそういった質問を受けている。たとえば先日行われた台北ゲームショウでも同様の質問があったが、明確な回答を避けつつ、グレースとレオンという2人の主人公を軸にしていることが強調された。

詳細不明ながら白髪の少女が登場することも判明。公式発表によれば、エミリーという名前で療養所で隔離されていたという背景を持つ。画像は4th Trailerより。
レオンに迫っている危機
以前から『バイオハザード レクイエム』では、レオンが「過去一追い詰められる」と開発者の口から幾度も語られてきた。今回のトレーラーではレオンの左手が黒くなっているシーンがあり、これはt-ウィルスが引き起こすとされる「Raccoon City Syndrome(正式名称は不明だが、ラクーンシティ症候群のような名称だろう)」第1ステージにあたるものと思われる。

グローブを外したレオンの左手には、黒い痣と細長い形状の寄生虫がいるかのような痕がある。画像は4th Trailerより。

ラクーンシティ症候群の症状を記したドキュメントはXでも話題に。画像は4th Trailerより。
レオンに危機が迫っていることを示唆するそのほかの情報としては次のようなものがある。
先月の試遊でもカットシーンでレオンの首元にある大きな痣(もしくは傷)のようなものを確認

レオンの首の右側に痣のようなものがある。『バイオハザード RE:4』でプラーガを注入されたのもこの場所。画像は「バイオハザード」のショーケースより。

レオンの手に似た症状はほかのシーンにも登場している。これは本作冒頭の変死事件に絡んだ描写だろう。画像は3rd Trailerより。
今回のメインの敵と思われるヴィクター・ギデオン博士もレオンの痣のことを知っているような口ぶり
トレーラーでも「レオン、私たちには時間がない」という台詞がある。ただし、レオンのことか周辺地域のことを指すかは不明
こういった情報を踏まえれば、レオンは生死に影響があるほどの状況なのはほぼ疑いようがないだろう。さらに公式番組ではレオンにはとある秘密があり、かつそれがグレースの母の死にもつながっていることが言及されている。その鍵を握るのが「エルピス」と呼ばれるものなのだそうだ。「エルピスが解き放たれる」という台詞もあることから、本作の元凶であるウイルスというような見立てができるだろう。
アウトブレイクでパニックに陥る街
年始に「レクイエム」の街の様子を収めた映像がNVIDIAから公開され話題となったのは記憶に新しいが、どうやらこの町ではアウトブレイクが発生するようだ。トレーラーではゾンビに襲われて逃げ惑う人々と彼らを助けて孤独に戦うレオンの姿が確認できる。
背景で車が走り続けていることからアウトブレイクの発生直後と思われ、ライトアップされた夜の街並みと、ゾンビと生存者たちとが同時に存在するパニックの様子から新鮮味のあるシーンとなっている。

鉄パイプで襲いかかってくる作業員のゾンビ。ヘルメットを被っているので「頭部への銃撃は初弾のみ無効」といったこともありそう。画像は4th Trailerより。

ゾンビに襲われる人々。レオン単独では数の面で厳しい戦いを強いられそうだが……。画像は4th Trailerより。
いまだ謎多き廃墟のラクーンシティ
「レクイエム」は、シリーズの原点とも言えるラクーンシティが舞台になるとタイトル発表時に明らかになっている。ラクーンシティは爆弾投下による「滅菌作戦」を受けて廃墟となっており、今回公開されたトレーラーでも荒れ果てた大通りやプレイヤーにはおなじみの警察署のエントランスが登場した。
おおよその流れとしては以下のような形となるのだろう。
レンウッドホテルの変死事件の調査

2番目のトレーラーの舞台。トレーラーにはグレースの母と移動するパートもあるが、彼女が死亡したのは作中の8年前なので回想パートなのだろう。
ローデスヒル療養所からの脱出

これまでの試遊版の舞台。エントランスを中心に左右に建物が広がる構造となっている。
ラクーンシティ突入

ラクーンシティを訪れるレオン。トレーラーではグレースもラクーンシティに行くかのような印象を受けるが、レオンと一緒に訪れるわけではないのかもしれない。
先述したアウトブレイクのパートはラクーンシティに足を運ぶ前になりそうだが、現時点では不明。発表時から警察署のスクリーンショットがあったにもかかわらず、今もって本作におけるラクーンシティの情報は少ないのは気にかかる点だ。プレイヤーの楽しみとしてとってあるか、大きな秘密があるかのいずれかなのだろう。
また、ラクーンシティかは定かではないながら、背もたれつきの長椅子が並ぶ講堂や教会に似たロケーションもトレーラーでは確認できる。講堂や教会というと『バイオハザード RE:3』で内部の探索がカットになった時計塔を想起させられるが、警察署に限らず、そういった過去作のロケーションの登場に期待できそうだ。
狙撃パートやダッシュからの蹴りがお披露目
トレーラーには遠距離の敵をレオンが狙撃するパートもあった。『バイオハザード RE:4』でもスナイパーライフルでアシュリーを支援するようなパートがあったが、「レクイエム」でもグレースや(登場するならば)シェリーを支援するようなパートがあるのかもしれない。また、ダッシュで急接近してゾンビを蹴り飛ばす体術もあり、スピーディーに活躍するレオンを期待させる。

わざわざ遠方の敵を狙撃するということは、人なり物なり守るべき対象があると考えるのが自然だ。画像は4th Trailerより。

ダッシュからの蹴りの様子。一瞬で距離を詰めつつ敵を吹き飛ばせると考えると、集団戦でかなり有用になりそう。画像は4th Trailerより。
一方、敵としてはレオンと同じような手斧を持ったゾンビが登場している。攻撃を受けたゾンビが手斧を落としていることから、レオンがこれを拾って使えるものと思われる。なお、先月の試遊ではレオンがその場に落ちている手斧を拾って投げつけて利用するシーンがあった。過去のインタビューではチェーンソーパートへのこだわりについても語っているので、詳細は台北ゲームショウ2026のイベントレポート記事をチェックしてほしい。

ゾンビがレオンと同じようにパリィをすることはないと思うが、「ゾンビも手斧を投げつけてくるのだろうか」などと期待が膨らむ。画像は4th Trailerより。

大型のノコギリを持ったゾンビが登場。ほかにもさまざまな武器を手にしたゾンビに期待できそう。画像は4th Trailerより。

弱点の発光部を撃つタイプの敵も登場。これまで登場してきたゾンビ然とした敵よりも、かなりクリーチャー寄りの造形となっている。

倒したゾンビが復活して襲ってくる変異体。
近年の「バイオハザード」新作は発売前に体験版を配信するのが通例となっていた(カプコン全体の傾向でもある)。しかしながらカプコン公式ショーケース、Nintendo Direct、State of Playと3つの大きな配信で続けざまに露出をした一方で、いまだに「レクイエム」の体験版の発表はない。今回は体験版の配信がないのか、発売直前での配信になるのかといった点にも注目したい。
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