<為替> ドルがおおむね横ばいで推移した。13日に発表された米消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回り、連邦準備理事会(FRB)が当面金利を据え置く可能性を示唆した。
円は週間で、約15カ月ぶりの大幅高となる勢い。8日投開票の衆院選で高市早苗首相率いる自民党が勝利し、政府財政に対する投資家の懸念が和らいだことが背景にある。
1月の米CPIは前年比2.4%上昇と、伸びは前月の2.7%から鈍化し、予想の2.5%を下回った。
終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.07%安の96.85。週間では0.84%下落する見通し。
円は対ドルで0.08%高の152.67円。週足では約3%上昇し、2024年11月以来、最大の値上がりとなる見通し。
円は対ユーロで0.02%高の181.29円。週間では2.37%上昇し、約1年ぶりの大幅な伸びを記録する見込み。
ユーロ/ドルは0.02%高の1.1873ドル。週間では、ユーロは0.5%高となるとみられる。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りが低下した。1月の消費者物価指数(CPI)統計で連邦準備理事会(FRB)は年内に少なくとも2回の利下げを実施するとの観測が裏付けられ、2年債利回りは約4カ月ぶり、10年債と30年債の利回りは約10週ぶりの低水準を付けた。
先物市場では現在、今年は0.25%ポイントの幅での利下げが約2回決定されるとの見通しが完全に織り込まれており、市場ではFRBは年央までに利下げを再開すると予想されている。
終盤の取引で10年債利回りは3.7ベーシスポイント(bp)低下の4.067%。30年債利回りは3.3bp低下の4.696%。2年債利回りは6.3bp低下の3.403%。
2年債と10年債の利回り格差は64.2bp。一時は66.5bpまで拡大した。
米金融・債券市場:
<株式> 主要株価3指数が軒並み週間で下落した。人工知能(AI)による混乱への懸念が残る中、S&P総合500種(.SPX), opens new tabは小幅に反発して取引を終えた。ナスダック総合(.IXIC), opens new tabは小幅安。大型ハイテク株と通信サービス株が足かせとなった。週間では、S&Pが1.39%、ナスダックが2.1%、ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabが1.23%、それぞれ下落し、いずれも昨年11月以来の下落幅となった。足元の株式市場は、AIによる混乱への懸念から、ソフトウェア関連や保険、運輸に至る幅広いセクターで売りが広がり記録的な高値から後退しているものの、この日は、S&P総合500種ソフトウエア・サービス指数(.SPLRCIS), opens new tabが0.9%上昇。ディフェンシブセクターの公益事業(.SPLRCU), opens new tabが2.69%、不動産(.SPLRCR), opens new tabが1.48%上昇し、S&P500の主要11業種では、値上がり率が最も大きかった。ヘルスケア(.SPXHC), opens new tabも上昇。デクスコム(DXCM.O), opens new tabが7.6%、モデルナ(MRNA.O), opens new tabが5.3%、第4・四半期決算発表後に急騰した。一方、大型ハイテク株は軟調。エヌビディア(NVDA.O), opens new tabとアップル(AAPL.O), opens new tabの下げがきつかった。一方、アプライド・マテリアルズ(AMAT.O), opens new tabは8.1%上昇。第2・四半期の売上高と利益が市場予想を上回るとの見通しを好感した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.57対1の比率で上回った。ナスダックでは値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.92対1の比率で上回った
米取引所の合算出来高は186億1000万株。直近20営業日の平均は207億5000万株。
米国株式市場:
<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、米長期金利の低下やドル下落に伴う割安感を背景に、反発した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は、前日比97.90ドル(1.98%)高の1オンス=5046. 30ドル。
NY貴金属:
<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、主要産油国による増産再開を懸念した売りと、米利下げ継続期待を背景とした買いが交錯し、小反発した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.05ドル(0.08%)高の1バレル=62.89ドル。週間では1.0 4%下落した。4月物は0.10ドル高の62.75ドルだった。
NYMEXエネルギー:
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