[2.11 NEXT GENERATION MATCH U-18 Jリーグ選抜 0-2 日本高校選抜 ニッパツ]

 U-18 Jリーグ選抜と日本高校選抜が対戦するNEXT GENERATION MATCHが11日に行われ、高校選抜が2-0で勝利して同大会2年ぶりの白星を飾った。

 NEXT GENERATION MATCHは2010年に第1回大会が行われ、今回が17回目の開催。これまでは前年のJ1王者と天皇杯王者が対戦するスーパーカップの前座試合として行われていたが、スーパー杯が今季から行われなくなったことで初の単独開催となり5314人の観衆が足を運んだ。

 また、対戦カードは2020年から24年までは前年のJリーグ優勝チームのU-18チームと日本高校選抜の組合せが続いていたものの、6年ぶりの対戦となった昨年に続くU-18Jリーグ選抜対日本高校選抜で実施。昨年はU-18 Jリーグ選抜が4-1で勝利している。

 U-18Jリーグ選抜は2年生を中心とした構成でプロ契約組は不在。GK松浦大翔(新潟U-18/2年)がゴールを守って右サイドバックにDF西岡鷹佑(神戸U-18/2年)で左サイドバックはDF鈴木颯真(鳥栖U-18/2年)、2CBはDF藤井翔大(横浜FMユース/2年)とDFオディケチソン太地(名古屋U-18/2年)のコンビとなった。2ボランチにMF大貫琉偉(鹿島ユース/2年)とMF小川尋斗(川崎F U-18/2年)。右サイドハーフはMF福岡湧大(横浜FCユース/2年)、左サイドハーフはMF加茂結斗(柏U-18)でFW川端彪英(神戸U-18)とFW中村虎太郎(浦和ユース)の2枚が最前線に構えた。

 一方の高校選抜は3年生を中心とした構成でプロ入り組が不在。GK金沢楓(矢板中央高/3年)を最後方に最終ラインは右からDF乙川宙(流通経済大柏高/3年)、DFメンディー・サイモン友(流通経済大柏高/2年)、DF齊藤空人(鹿島学園高/3年)、DF清水朔玖(鹿島学園高/3年)と並んだ。2ボランチにMF福島悠士(大津高/3年)とMF堀ノ口瑛太(神村学園高/3年)で右サイドハーフはMF岩崎天利(大津高/3年)、左サイドハーフはMF臼井蒼悟(尚志高/3年)が入り、FW宮本周征(帝京高/3年)とFW倉中悠駕(神村学園高/3年)で2トップを組んだ。

 ともに4-4-2のミラーゲームとなるなか、最初のチャンスはU-18 Jリーグ選抜。左サイドハーフの加茂が中央に顔を出してボールを引き取って右へ展開。福岡がファーサイドへクロスを上げるとフリーの鈴木がダイレクトボレーで合わせるも枠の右に外れた。その後もU-18 Jリーグ選抜は保持時に加茂が中央に入って左サイドバックの鈴木が高い位置を取るポジショニングが目立った。

 対する高校選抜は前半5分、岩崎が敵陣でインターセプトとともにダイレクトで前線の宮本へパス。宮本は中央右寄りからファーサイドネットを狙ってシュートを放つも枠の左に逸れた。続く同11分には倉中がペナルティエリア手前右寄りの好位置でFKを獲得し、全国高校サッカー選手権で直接FKを決めた清水がここもゴールを狙ったがクロスバーに嫌われた。

 それでもチャンスが続いた高校選抜は15分、左CKを清水がニアの堀ノ口へグラウンダーで繋ぎ、堀ノ口のフリックに宮本が反応したところで倒されてPKを獲得。これを宮本が自ら決めて先制に成功した。10番を背負う宮本は高校選抜候補合宿の対外試合で3戦2発と結果を残し、選抜活動開始後もトレーニングマッチで連続ゴールを決めているなかでこの試合でもゴールを奪った。

 なおも高校選抜は27分、メンディーのロングフィードを倉中が胸トラップで絶妙なポストプレー。これを受けた宮本のシュートは相手DFのスライディングブロックに阻まれたものの、ペナルティエリア左に跳ね上がったボールを臼井が押さえの効いたボレーシュートでゴール右に突き刺して2-0とした。

 追いかけるU-18 Jリーグ選抜は前半36分、小川の浮き球で福岡がペナルティエリア右に入り込んでクロスを上げるも、ゴール前に送ったボールはメンディーにクリアされてシュートには至らず。直後のCKの流れでは大貫がペナルティエリア左からシュートを放つも相手のブロックに遭い、高校選抜の2点リードで試合を折り返した。

 リードする高校選抜はハーフタイム明けから岩崎と倉中に代えてMF古川蒼真(流通経済大柏高/2年)とFW山下虎太郎(大津高/3年)を投入。U-18 Jリーグ選抜は松浦、オディケチソン、小川、福岡に代えてGKエジケ唯吹ヴィンセントジュニア(鳥栖U-18/2年)、DF藤川虎三(福岡U-18/2年)、MF野口蓮斗(広島ユース/2年)、MF濱名元希(奈良ユース/2年)を投入した。

 高校選抜は後半2分、宮本がペナルティエリア手前左で相手を引きつけて中央右寄りの古川へパス。古川は中央に持ち出して左足でゴール右を狙ったが枠の右に逸れていった。同4分には福島のパスを受けた古川が右サイドを縦に突破してマイナス方向へパス。山下がダイレクトで合わせたがクロスバーに嫌われた。なおも同6分には堀ノ口が宮本に繋ぎ、宮本がペナルティエリア左からシュートを放つも枠の上に外れた。

 攻め手をうかがうU-18 Jリーグ選抜は後半8分、加茂が左サイドで相手を剥がして斜め45度から縦に落ちる無回転シュートを放つもGKの正面に飛んだ。11分に中村との交代でFW佐々木亮(仙台ユース/2年)が出場。併せて右サイドハーフの濱名と左サイドハーフの加茂がポジションを交換した。

 高校選抜は後半17分、堀ノ口と金沢との交代でMF小曽納奏(尚志高/3年)とGK岩瀬颯(興國高/3年)が出場。同19分にはU-18 Jリーグ選抜が西岡に代えてDF丸岡海太(G大阪ユース/2年)を投入した。同27分には高校選抜のDF瀧口眞大(前橋育英高/3年)、DF廣瀬煌(流通経済大柏高/3年)、MF木下永愛(鹿島学園高/3年)が乙川、メンディー、福島との交代で出場した。

 U-18 Jリーグ選抜は後半31分、濱名がペナルティエリア内でドリブルを仕掛けてシュートを放つも、GK岩瀬のスーパーセーブで得点ならず。直後には濱名の折り返しに佐々木が飛び込むも相手DFに対応された。

 後半34分、高校選抜が宮本と臼井との交代でFW齊藤琉稀空(東福岡高/3年)、MF根木翔大(尚志高/3年)がピッチへ。根木は同36分に飛距離とスピードの両方が出る圧巻のロングスローを披露して齊藤が頭でゴールに流し込んだが、相手DFへのプッシングで認められなかった。

 U-18Jリーグ選抜は後半39分、丸岡のクロスにフリーの川端が反応するも、手前で相手DFをかすめたボールを収めきれなかった。同43分にはペナルティエリア中央右寄りでフリーの大貫が佐々木のパスを受けて右足を振ったが、GKの守備範囲。高校選抜が失点を許さずに戦い抜き、2-0で勝利した。

(取材・文 加藤直岐)

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