
米司法省は30日、性的人身売買で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する数百万件の資料を新たに公開した。写真はラトニック商務長官。29日ワシントンで撮影(2026年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ワシントン 30日 ロイター] – 米司法省は30日、性的人身売買で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する数百万件の資料を新たに公開した。ラトニック商務長官が2012年12月にエプスタイン氏所有の島を昼食で訪れた可能性を示す記述が含まれていた。
さらに、ラトニック氏が15年11月、民主党大統領候補だったヒラリー・クリントン元国務長官の資金集めパーティーにエプスタイン氏を招待したメールもあった。ラトニック氏はエプスタイン氏とは2005年ごろに交友関係を断ったと説明していた。
ブランチ司法副長官は記者会見で、今回の公開はエプスタイン関連ファイルの全面公開を求める法律に基づき、トランプ政権が計画していた公開の最終分だと説明した。新たな公開分には300万ページ超、2000本の動画、18万枚の画像が含まれるという。
この中にはトランプ大統領について言及している文書が数百点含まれている。トランプ、エプスタイン両氏を巡るわいせつな告発について検討していた連邦当局者の内部メールとみられるものの内容が記されていた。いずれも25年8月付で、主張が裏付けられたことを示す記載はなく、複数の告発者について「信用できない」と判断された旨が記されていた。
また、12年のメッセージで、クリスマス後にエプスタイン氏が島ではなくマールアラーゴに行くのはどうかと尋ねる文言があった。差出人・受取人ともに黒塗りとなっており、実際に実現したか不明。トランプ氏はエプスタイン氏との交遊関係がこれより数年前に終わったと主張している。
資料にはトランプ氏が米連邦準備理事会(FRB)議長に指名したケビン・ウォーシュ元FRB理事の名前も見られた。43人がクリスマスの集まりに向かっていることを広報関係者がエプスタイン氏に伝える電子メールに、ウォーシュ氏の名前があった。
ウォーシュがエプスタイン氏を知っていたかや、エプスタイン氏にこのメールが送られた理由は明らかでない。
このほか、実業家イーロン・マスク氏がエプスタイン氏にパーティーを計画しているかどうかを尋ねた一方、島への招待は断っていた。
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